公立鳥取環境大学の学生が、県内企業のSDGs課題の解決に向けて取り組む『SDGs共創プロジェクト』について、令和6年度の学生の研究成果を発表する報告会を令和7年2月20日(木)とりぎん文化会館にて行いました。
当日は、企業や大学関係者のほか一般聴講者など65人に参加いただきました。
学生からの調査・研究に基づく提案を受けた企業からは、「5月のキックオフ以降、webを含めた打ち合わせや現場の視察の中で、学生の視点の質問などもいただき、業務を見つめ直す機会にもなった。今回いただいた提案を業務の中に組み込んでいきたい。」、「新たなアプローチの検証過程で得られた知見や情報は、弊社としても非常に有益。」、「既成概念にとらわれない面白い着眼点で提案いただき、今後どう製造場面にマッチさせていけるか楽しみに感じている。製品化を迎えたら素晴らしい。」などと、具体的な企業活動への取り込みや今後の発展への期待についてコメントが寄せられました。


また、令和7年度からプロジェクトへの参加を予定されている「株式会社美染」(鳥取市。白髪染め専門店)からは、自社で取り組んでいるカラー剤のアルミチューブ容器のリサイクル活動を、環境大学の協力を得て同業他社にも広げていきたいとの提案がありました。
引き続き、令和7年度もプロジェクトを継続実施していきます。

<関連リンク>
(公立鳥取環境大学)報告会開催レポートページ
公立鳥取環境大学の学生が、県内企業のSDGsの経営課題の解決に向けて、課題を提案した企業と一緒に1年間かけて調査・検証を進めてきましたが、その成果を発表する報告会を開催します。
SDGsに関心のある企業や学生の皆さんをはじめ、多くの方のご参加をお待ちしています!

ちらし(pdf:206KB)
開催概要
~令和6年度SDGs共創プロジェクト 報告会~
【日時】令和7年2月20日(木) 13時30分~15時30分
【場所】とりぎん文化会館 2階「第2会議室」(鳥取市尚徳町101-5) ※参加無料
【内容】環境大学の学生が、県内企業の6つのSDGs課題に対する改善提案を行います。
- 『建設業におけるCO2排出量算出モデルの構築』
発表者:環境学部4年 金子 諒 課題提案企業:美保テクノス株式会社
内容:建設業界の脱炭素経営推進に向け、CO2排出量を算定し、その集計方法を提案
- 『AIを活用した工場内の電力消費量の可視化』
発表者:環境学部3年 小林 碧志 課題提案企業:大同端子製造株式会社
内容:電力使用量削減に向け、工場内に設置したセンサーデータ等から電力需要を予測
- 『衛星データとドローンによる海岸漂着ごみ対策』
発表者:環境経営研究科環境学専攻修士課程1年 陳 裕后
課題提案企業:(一社)日本ドローン海岸漂着ごみ回収事業推進協会((株)skyer、北溟産業(有))
内容:効率的なごみ回収に向け、衛星データを活用したごみの漂着状況の把握方法を検証
- 『メッキ排水の再生利用技術』
発表者:環境学部4年 角 真珠 課題提案企業:株式会社アサヒメッキ
内容:メッキ加工で使用した水の再生利用技術の確立に向け、油分除去の方法等を検証
- 『100%天然由来 刈草堆肥のブランド化・販路開拓』
発表者:学生EMS委員会 課題提案企業:株式会社エコ・ファーム鳥取
内容:刈草堆肥のブランド化・販路開拓に向け、新たな付加価値をつけた販売方法等を検討
- 『生分解性素材による椎茸種菌の保護蓋の開発』
発表者:環境経営研究科環境学専攻修士課程2年 銅山 裕之 環境学部4年 葛西 梨里子
課題提案企業:菌興椎茸協同組合
内容:プラスチック製保護蓋の環境影響解決に向け、代替素材で保護蓋を開発
※令和7年度プロジェクトの研究テーマについて、提案企業からのプレゼンテーションを実施予定です。
参加申込方法(〆2月13日(木)まで)
ちらし下部にある参加申込書にご記入の上、FAX又はメールにてお申込みください。
【商工政策課FAX番号】 0857-26-8117
【商工政策課メールアドレス】 shoukou-seisaku@pref.tottori.lg.jp