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童謡・唱歌企画展「鳥取が生んだ詩人 杉谷代水 ~唱歌のおしごと~」

杉谷代水と代表作「星の界」
 杉谷代水(左)と唱歌「星の界(よ)」の歌詞(わらべ館提供)

 

 鳥取市西町にある童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム「わらべ館」で、企画展「鳥取が生んだ詩人 杉谷代水 ~唱歌のおしごと~」が、4月17日から開催されています(7月15日まで)。
 鳥取県出身の杉谷代水(すぎたに・だいすい)は、唱歌の作詞も多く手掛けました。中でも「月なきみ空に きらめく光」で始まる代表作「星の界(よ)」は、文部省唱歌として人々に親しまれました。
 美しい星空が広がる郷土が育んだ杉谷の作品を、ぜひ会場でご鑑賞ください。

 会場には「星の界」を所収する「教科統合 中学唱歌第二巻」(1910年)などが展示されています。また、5月25日(日)には、専門員が展示資料を解説するギャラリートークが開催されます。参加者には素敵なプレゼントもありますので、ぜひご参加ください。


《杉谷代水について》

 杉谷代水(すぎたに・だいすい/1874年-1915年)- 県出身の詩人、児童文学(翻訳)先駆者。
 明治7年、境港市の生まれ、9歳の時に鳥取市に移る。ペンネームの『代水』は、少年時に親しんだ千代川からとったものといわれる。
 明治25年に鳥取県尋常中学校(現鳥取西高等学校)を卒業、28年に東京専門学校(現早稲田大学)に入学。坪内逍遙に認められたが、病気のため中退する。
 明治31年、新体詩人として文壇デビュー。『早稲田文学』誌上で活躍する。その後、同郷の作曲家である田村虎蔵の依頼で唱歌の作詞を始める。代表作は「月なきみ空に きらめく光」で始まる唱歌「星の界(よ)」(文部省唱歌。原曲は賛美歌「いつくしみ深き友なるイエスは」)。
 明治35年に、イタリアの作家アミーチスの「クオレ」の最初の邦訳本「学童日誌」を刊行。章の一つを『親を尋ねて三千里』と命名したが、後に「親」が「母」に置き換えられ、テレビアニメのタイトルとなった。


《企画展について》

 名称:童謡・唱歌企画展「鳥取が生んだ詩人 杉谷代水 ~唱歌のおしごと~」
 主催:わらべ館(公益財団法人鳥取童謡・おもちゃ館)
 会期:令和7年4月17日(木)から7月15日(火)
 会場:わらべ館(鳥取市西町3丁目202)1階 うたの広場

 開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
 期間中の休館日:5月21日、6月18日
 入館料:一般500円、高校生以下無料

 5月25日(日)にはギャラリートークが開催されます。予約は不要ですので、お気軽にご参加ください。
 企画展の詳細は、わらべ館のホームページでご確認ください。

 

《関連リンク》(わらべ館のサイトに移動します)

【わらべ館】鳥取が生んだ詩人 杉谷代水~唱歌のおしごと~
【わらべ館】杉谷代水の唱歌が聴けます。(※代表作「星の界」などの唱歌を聴くことができます。)

  

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