防災・危機管理情報


教育長あいさつ

「誰一人取り残さない」学びの充実に向けて

足羽教育長

鳥取県教育委員会教育長 足羽英樹

 

令和7年4月

鳥取県教育委員会では「ふるさとキャリア教育」の視点をすべての施策の基軸とし、目指す人材育成像を明確にした取組を進めています。

・ふるさと鳥取に根差してグローバルな視点で考え、行動することができる人材

・鳥取県に誇りと愛着を持ち、ふるさと鳥取をさらに継承・発展させようとする意欲や態度を身につけた人材

・社会の変化に対応しながら新たな価値を創造することができる人材

・自立し、自分らしい生き方を実現するとともに、将来にわたりふるさと鳥取を思い、様々な場面でふるさと鳥取を支えていくことができる人材

 数度の雪に見舞われ、「三寒四温」が繰り返された冬から春へ、県庁付近の桜もようやく開花、心躍る春が到来し、季節は3月の「別れ」から4月の「出会い」へと移ろいました。多くの人との新たな出会いが待っているこの季節、県内のすべての子どもたちが、人との出会いを大切にしながら、自分の夢や目標の実現に向けて、希望を持って確かな歩みを刻んでくれることを心から願っています。

 さて、昨年度も日本各地では自然大災害が相次ぎました。9月には地震で甚大な被害を受けた能登半島での豪雨災害、また3月には、東日本大震災から14年を迎えた岩手県大船渡市での大規模な山林火災の発生。改めて自然の猛威を痛感する一方で、そうした被災にも負けず、人との絆に感謝されながら地域の再建に立ち向かっておられる被災者の皆様のたくましい姿に心から感銘を受け、逆に励まされたのは私だけではないことでしょう。昨年度も教育長挨拶で触れましたが、私たちの「当たり前」の生活はある瞬間に「当たり前」ではなくなるかもしれない。だからこそ私たちはその「当たり前」の生活に感謝し、「今」という一瞬をいかに大切に過ごすのか、そして自分の「命」、周囲の人の「命」を大切にするとともに、どんな逆境にあっても、「負けない、逃げない」姿勢が大切だと感じています。

 県教育行政の重責を担う教育長職を拝命し、今年で5年目を迎えました。昨年4月には中国五県で初となる県立夜間中学「まなびの森学園」が12人の新入生を迎え開校し、3月には、初めての卒業式が行われ、一人の卒業生が「雲外蒼天」の新しい舞台へと旅立ちました。「いろとりどりに、ともに自分らしく学ぶ」のコンセプトのもと、「学ぶ・つながる・社会の中で生きる」の「よろこび」を経験した卒業生の前途を祝福したいと思います。学校は多様な考え方に触れ、異なる世代との交流を通して貴重な経験を積み重ねていく大切な場所です。少子化が急速に進む中、不登校の児童生徒も急増していますが、子どもたちが人との出会いを通して多様な価値観に触れ、主体的に学び、協働的に活動することで成長していけるよう「未然防止・早期対応」に力点を置き、今年度、「いじめ不登校総合対策センター」を「生徒支援・教育相談センター」に改組しました。同センターが拠点となり、多くの関係者・関係機関とも密に連携を図りながら、すべての学校が子どもたちにとって「まなびの森学園」のような居場所となり、また「よろこび」を実感できるような安心して学ぶことのできる環境づくりに尽力していきたいと思っています。

 3月末には待望の「県立美術館」も開館しました。「対話型鑑賞」を含めたアートを通した「心の豊かさ」教育にも積極的に取り組み、子どもたちが、ふるさとに誇りと愛着を持ちながら、自分の選んだ道を歩んでいけるよう、今年度も教育行政に誠実に取り組んでまいりたいと考えています。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

 
  
  

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