鳥取県内における平成16年(2004年)度のCO2排出量は4,960千t-CO2で、1990年に比べて27.6%増加(日本全体では12.5%増加)したと推計されている。
各部門の増減動向は次の通りである。
○産業部門(工場、農林水産業、建設業など)の排出量は、横ばい傾向
○運輸部門(自動車など)の排出量は微増傾向
○家庭部門(自家用車を除く家庭生活)の排出量は微増傾向
○業務部門(オフィス、商業、サービス施設、公共団体など)の排出量は増加傾向
鳥取県のCO2排出量の現状 (千t-CO2)
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1990年
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2000年度
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2004年度
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排出量
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排出量
(90年比)
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(参考値)
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排出量
(90年比)
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合計
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3,887
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4623
(118.9%)
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4,741
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4960
(127.6%)
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エネルギー転換部門 |
2
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2
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1,223
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1,235
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産業部門 |
1,288
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1,443
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運輸部門 |
1,140
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1,373
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353
|
373
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民生部門(家庭) |
705
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915
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1,085
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1,120
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民生部門(業務) |
580
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681
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2,008
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2,232
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廃棄物部門 |
161
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199
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その他 |
11
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10
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※従来の計算に使用していた統計の中には廃止された統計もあるため、2004年度における排出量は「都道府県別エネルギー消費統計」から算出したため、3箇年を単純に比較することはできない。
※「都道府県別エネルギー消費統計」は、「総合エネルギー統計」のうち地域分割可能部門(産業、民生業務、家計乗用車)のみ都道府県に分割したものであり、エネルギー転換、運輸部門のうち貨物等の部門は、消費と排出の帰属性に問題があり地域分割が困難として算定から除外しているという特色を持つ。
※「2000年(参考値)」は、2004年と同じ計算方法で2000年の排出量を算出したものであり、この参考値を使用し排出量の増減動向を推計した(1990年と2000年、2000年(参考値)と2004年数値を比較)。 |