本冊子は、本県の教員が、自らキャリアデザインを描き、めざす将来像に向かって、主体的に教育実践やキャリアアップに取り組んでいくことを願って作成したものです。
教員の仕事は「未来を拓く子どもたちの成長」を支えるものであり、大きな責任と同時に、やりがいや魅力も感じるところです。自分自身を磨いて成長させることは子どもたちの成長にも結びつくことから、自ら描くキャリアデザインは、「輝く子どもたちの未来」につながるものでもあります。
近年、全国的に大量退職・大量採用の影響により経験の浅い教員が増加する中、教育課程・授業方法の改革への対応を図るため、教員の資質向上に係る新たな体制の構築が、目下の急務となっています。このような背景から、平成28年11月に教育公務員特例法が一部改正され、これを受けて県教育委員会では平成30年2月に「校長及び教員としての資質の向上に関する指標」を策定するとともに、指標を踏まえて研修体系を再構築しました。責任を持って「教員の仕事」にあたるには、生涯にわたり資質向上を図ることが大切です。
本冊子については、職責、経験及び適性に応じて身に付けるべき資質を明確化した指標や、自らキャリアデザインを描くために大切にしたい視点の例、経験や年代に応じた制度や派遣・研修等を参考にしながら、キャリアの節目や研修などを契機に、それぞれが教員としての「めざす姿」をより確かなものにし、自らの可能性を拓くためのガイダンスとして活用していただければ幸いです。
「教員のキャリアデザインの手引き」(令和3年度改訂版) (pdf:2456KB)
鳥取県教育センターでは、主として公立学校教員に対する研修を行っています。
鳥取県教育センター(外部リンク)
教員の指導力・学校の教育力の向上のため、県の重点課題に沿って特色ある取組をしている学校やその他の研究実践などの事例発表・意見交換などを行っています。
鳥取県教育研究大会
独立行政法人教職員支援機構などが実施する研修に教員を派遣し、教科指導力や学校管理能力の向上に努めています。