1 事業内容
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている倉吉打吹玉川重要伝統的建造物群保存地区について、倉吉市の保存計画に基づいて行われる保存修理事業に対し助成
過去の実績
- 平成18年度実績
倉吉市の保存計画に基づいて行われた保存修理事業に対し助成を行った。
- 平成19年度実績
倉吉市の保存計画に基づいて行われた保存修理事業に対し助成を行った。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 文化財係 電話0857-26-7525
1 事業目的
倉吉打吹玉川重要伝統的建造物群保存地区の地区拡大および既選定地区の見直しを目的として、平成19、20年の2ヶ年で町並み調査を行なう。既選定地区については、昭和54年に保存対策調査が行われているが、その後、約30年が経過しており、既選定地区内外で、新たに歴史的建造物として追加しうる物件の有無を確認するもの。
2 事業内容
対象地区の町並みを構成する家屋および石造物や樹木などの調査を行い、歴史的な町並みを構成する要素の現存状況とその特性の確認、選定地区見直しのための課題の洗い出しを行う。
過去の実績
- 平成19年度実績
既に重要伝統的建造物群保存地区となっている地区の見直し及び周辺の町並み調査を行った。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 文化財係 電話0857-26-7525
1 事業内容
県の伝統的建造物群保存地区に選定している智頭町板井原伝統的建造物群保存地区について、智頭町の保存計画に基づいて行われる保存修理事業に対し助成
過去の実績
- 平成18年度実績
智頭町の保存計画に基づいて行われた保存修理事業に対し助成を行った。
- 平成19年度実績
事業が行われなかったため、助成を行っていない。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 文化財係 電話0857-26-7525
1 背景・現状・目的
国史跡妻木晩田遺跡整備活用基本計画に基づき、遺跡の復元整備及び遺跡の解明のための発掘調査を実施し、併せて弥生時代の暮らしを体験できる事業を行うなど、多くの人に活用してもらうための普及啓発活動を行う。
2 事業内容
(1)保存整備事業
基本計画に基づき、環境整備工事、復元建物の実施設計等を実施
(2)調査研究事業
遺跡の全容を解明するための発掘調査を実施
(3)活用事業
各種体験事業やイベントを開催
過去の実績
- 平成18年度実績
(1) 保存整備事業
妻木新山·松尾城地区(約38,000m2)の整地・植栽・盛り土工事を実施し、遺構の風化防止措置等を行った。
(2) 調査研究事業
松尾頭地区の発掘調査(約1,800m2)を行い、新たに竪穴住居跡、掘立柱建物跡を検出し、居住域が大型建物跡の西南側にも広がることを確認した。
(3) 活用事業
遺跡に親しんでもらうために、古代体験を始めとする遺跡を活用した体験事業を行った。
○活用事業実績
事業名
|
期日
|
参加者数
|
新緑まつり |
4月29日(土) |
1,200名
|
弥生講座(1)むきばんだの自然と古代食 |
5月3日(水・祝) |
38名
|
弥生講座(2)土器づくり |
6月17日(土)、18日(日) |
|
弥生講座(3)土器の野焼き |
8月26日(土)、27日(日) |
45名
|
妻木晩田考古学教室 |
7月22日(土)、23日(日) |
24名
|
むきばんだ星座観察会 |
8月5日(土) |
80名
|
むきばんだ親子写生会 |
8月6日(日) |
17名
|
秋麗まつり |
10月7日(土) |
1,350名
|
弥生講座(4)妻木晩田の植 |
11月11日(土) |
10名
|
生と草木染め |
|
|
弥生講座(5)石器づくり |
2月17日(土) |
33名
|
むきばんだジュニアファ ンクラブ |
通年 |
8名
|
- 平成19年度実績
(1) 保存整備事業
妻木山地区(約21,000m2)の整地・植栽工事を実施し、遺構の風化防止措置等を行った。 (2) ガイダンス施設整備
ガイダンスの実施設計に当たって、公募型プロポーザルを実施し、史跡景観との調和、県産材の活用、ライフサイクルコストの削減等の条件を加味した業者選定を行なった。 (3) 発掘調査
松尾頭地区の発掘調査(約2,350m2)を行い、新たに竪穴住居跡10棟を検出し、居住域が大型建物跡の東側にも広がることを確認した。
(4) 活用事業
遺跡に親しんでもらうために、古代体験を始めとする遺跡を活用した体験事業を行った。
○活用事業実績
事業名
|
期日
|
参加者数
|
弥生講座(1)春の自然を楽しもう |
4月22日(日) |
28名
|
新緑まつり |
5月3日(水・祝) |
2,100名
|
むきばんだ親子写生会 |
5月20日(日) |
80名
|
弥生講座(2)土器づくりと野焼き |
土器づくり6月16日(土)~17日(日)
野焼き 8月25日(土)
|
104名
|
妻木晩田考古学教室 |
7月27日(金)~28日(日) |
24名
|
むきばんだ星座観察会 |
8月11日(土) |
150名
|
サンセットビューウィーク |
8月11日(土)~17日(金) |
264名
|
秋麗まつり |
9月30日(日) |
1,700名
|
弥生講座(3)秋の自然観察会 |
11月11日(日) |
14名
|
弥生講座(4)はたおり |
12月9日(日) |
30名
|
むきばんだ ジュニアファ ンクラブ |
通年 |
14名
|
弥生講座(5)石器づくり |
3月2日(日) |
32名
|
常時古代体験 |
7月~11月の土・日曜及び祝日 |
277名
|
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 歴史遺産室 電話0857-26-7932
参考URL
鳥取県教育委員会文化課のwebサイトより
「妻木晩田遺跡、青谷上寺地遺跡について知りたいときは~妻木晩田遺跡~」
http://www.pref.tottori.lg.jp/bunkazai/
1 背景・現状・目的
保存整備活用基本構想に基づき、国史跡指定に向けた整備活用基本計画を作成するとともに、発掘調査等を実施し基本計画に必要なデータを収集する。併せて、出土品の調査研究も行い、その成果を情報発信していく。
2 事業内容 (1)整備活用基本計画策定事業
保存整備活用基本構想に基づく、整備活用基本計画を策定
(2)発掘調査事業
発掘調査、遺跡周辺調査、埋蔵環境調査などを実施し、考古学的なデータを得るとともに、周辺環境のデータも併せて収集
(3)出土品調査研究事業
出土品の調査研究、保存処理、レプリカ作成などを行い、活用を図るとともに情報発信も実施
過去の実績
- 平成18年度実績
(1)整備活用基本計画策定事業
平成19年度新規事業のため、平成18年度は実績なし。
(2)発掘調査事業
遺跡中心域の発掘調査(約100m2)を行い、新たに護岸施設を伴う溝、掘立柱建物跡、大量の木器等を発見し、弥生時代中期後葉以前の景観などがわかった。
(3)出土品調査研究事業
・建築部材の調査研究を進め、「建築部材データベース」を作成し、ホームページ上で公開した。
・出土品を後世に引き継ぐため、木器、青銅器などの保存処理を行った。
・実物展示が困難な出土品のレプリカを作成し、展示公開した。
- 平成19年度実績
(1)整備活用基本計画策定事業
青谷上寺地遺跡を恒久的に保護するため、国史跡の指定申請を行い、H20.3.28国史跡に指定された。また、将来的な整備・活用について基本計画を策定するため、検討委員会を開催し、検討を行った。
(2)発掘調査事業
遺跡中心域南側の発掘調査(約105m2)を行い、弥生時代後期の中心域の南側区画溝を発見したことにより、中心域の南辺を確認するともに、中心域南辺部の地形の様相などを把握することができた。
(3)出土品調査研究事業
・6,000点以上の建築部材の再整理・データベース作成・調査研究成果を報告書(『建築部材(資料編)』)にまとめ刊行した。
・出土品を後世に引き継ぐため、木器、鉄器、骨角器などの保存処理を行った。
・実物展示が困難な出土品のレプリカを作成し、展示公開した。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 歴史遺産室 電話0857-26-7932
参考URL
鳥取県教育委員会文化課のwebサイトより
「妻木晩田遺跡、青谷上寺地遺跡について知りたいときは~とっとり弥生の王国 青谷上寺地遺跡~」
http://www.pref.tottori.lg.jp/bunkazai/
1 背景・現状・目的
県内には地域に根付いた多数の伝統芸能(民俗芸能)が伝えられているが、後継者不足や過疎化など、本来あるべき姿での活動を休止せざるを得ない状況にあるものも見られるため、後継者育成と保存伝承の支援を行い、地域の民俗芸能の保存伝承を図る。
2 事業内容
(1)地域民俗芸能再生事業
·後継者育成に係る助成
·子ども団体の用具購入、県外講演等に係る助成
(2)民俗芸能団体支援事業
·民俗芸能連絡会の開催
過去の実績
- 平成18年度実績
後継者育成に係る助成を9団体、用具購入に係る助成を1団体に対し行った。これにより、後継者育成が進むとともに、その成果を民俗芸能大会で発表するに至った団体も見られた。
また、保存伝承が危ぶまれている伝統芸能について、過去の映像記録をデジタル化し、今後の後継者育成、伝承を図ることによって、団体の気運を盛り上げることにもつながった。
- 平成19年度実績
後継者育成に係る助成を10団体、用具購入に係る助成を2団体、県外公演に係る助成を1団体に対して行い、後継者育成に寄与することができた。
第43回郷土の民俗芸能大会を倉吉未来中心で開催し、民俗芸能の披露を通して、主演団体の伝承意欲を鼓舞するとともに、一般県民の民俗芸能に対する理解を深めることができた。
民俗芸能保持団体の活動実態調査を行い、各団体の直面している問題の概要を把握することができた。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 文化財係 電話0857-26-7525
1 背景・現状・目的
県内に数多く存在する中世城館跡の中でも、鳥取県の中世を語る上で重要な位置を占める城跡について、史跡指定に向けた準備を進めるとともに、地元市町村と協力しながら中世城館について県民への普及啓発を図る。
2 事業内容
(1)調査事業
既存の調査成果を活用し、地元市町村と協力して補足調査を実施するなど、史跡指定に向けた準備を推進
(2)情報発信事業
地元市町村と協力して情報発信を行い普及・啓発を図る。その一環として、中世城館に関する講演会と現地見学会を開催
過去の実績
- 平成18年度実績
地元教育委員会と史跡指定に向けた準備を進めたことにより、平成19年度に国史跡申請を行うことが可能となった。また、併せて講演会等を開催したことにより、地元だけではなく、多くの方に中世城館の魅力を知っていいただくことができた。
- 平成19年度実績
地元教育委員会と史跡指定に向けた準備を進めるとともに、講演会等を共催で開催して、多くの方に中世城館の魅力を知っていいただくことができた。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 文化財係 電話0857-26-7525
参考URL
鳥取県埋蔵文化財センターのwebサイトより
「鳥取県埋蔵文化財センター文化財主事「出前講演」メニュー」
https://www.pref.tottori.lg.jp/28013.htm
1 背景・現状・目的
鳥取県を代表する貴重な文化財の宝庫である三徳山と大山の歴史遺産(文化財)について、三朝町及び大山町が実施する調査・研究事業に対して支援と協力を行い、その学術的価値を高めていく。
2 事業内容
学術調査への調査指導及び調査協力
(1)三徳山美術工芸品調査
(2)三徳山自然環境関連調査
(3)三徳山域内埋蔵文化財調査
(4)大山寺美術工芸品調査
(5)大山寺僧坊等埋蔵文化財調査
過去の実績
- 平成18年度実績
三徳山の世界遺産登録に関して、国内暫定一覧追加記載を目指し、その候補として提案書を取りまとめて文化庁に提出した。
また、三朝・大山両町が実施した調査研究事業に対して支援するとともに、美術工芸品(仏像等)の調査も関連する事業として実施した。
- 平成19年度実績
三朝・大山両町が実施した発掘調査研究事業に対して支援を行った。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 歴史遺産室 電話0857-26-7932
1 背景・現状・目的
世界遺産暫定一覧表記載資産候補として提案書を提出し、継続審議が妥当とされた「三徳山」について、三徳山の持つ顕著で普遍的な価値について、今まで十分とはいえなかった調査研究をすすめるとともに、その魅力を広く知ってもらうための情報発信を行い、世界遺産登録に向けた取組を推進する。
2 事業内容
世界遺産の観点に基づいた三徳山の調査研究と、その学術的な部分での魅力について認知度アップも目指した情報発信を実施
(1)調査研究事業
県及び三朝町で調査研究チームを立ち上げ、三徳山の総合的・広域的な調査研究を実施
(2)普及啓発事業
三徳山の学術的な魅力、調査研究によって得られた知見を講演会や説明会などを通じて積極的に情報発信、パンフレット等の刊行を実施
過去の実績
- 平成19年度実績
三徳山の世界遺産登録に関して、国内暫定一覧追加記載を目指し、その候補として提案書を取りまとめて文化庁に提出した。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 歴史遺産室 電話0857-26-7937
参考URL
鳥取県中部総合事務所のwebサイトより
「三徳山を世界遺産へ」
https://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=24219
1 背景・現状・目的
史跡鳥取藩主池田家墓所の適切な保存とその活用を図り、県民の文化的向上に資する。
2 事業内容
(財)史跡鳥取藩主池田家墓所保存会が行う、墓所の保存整備及び管理活用に要する経費に対して助成
過去の実績
- 平成18年度実績
(1)墓所の監視及び清掃、現地案内等
ア 管理人1名を配置し、墓所の監視、清掃、来場者への案内等の実施
イ 墓所内立木の剪定及び草刈り等の管理
ウ その他
国府中学校有志による墓所内の清掃 |
平成18年7月28日(金) |
スズメバチの駆除 |
平成18年9月26日(火) |
(2)普及啓発・情報発信等
ア 燈籠会の開催
池田家墓所に親しんでもらうため、墓所に残る約270基の灯籠に一斉
に明かりをともす灯籠会を実施した。
実施日
|
平成18年10月8日(日)午後6時~8時 |
来場者
|
約600名 |
内容
|
・燈籠への灯入れ
・伝統芸能の奉納
宇倍神社麒麟獅子舞、早渕流剣詩舞
国府町因幡の傘踊り |
イ 写真コンクールの開催
池田家墓所の四季折々の魅力、表情を伝える写真コンクールを実施した。
実施日
|
平成18年8月25日(金)~9月10日(日) |
会場
|
山陰合同銀行鳥取営業部2階ギャラリー |
作品数
|
出品…55点 展示…38点 |
来場者
|
220名 |
ウ ボランティアガイドの育成
池田家墓所の魅力を分かりやすく訪問者に説明するためのボランティアガイ
ドに対して研修を行った。
実施日 |
平成19年3月24日(土) |
会場 |
池田家墓所 |
参加者 |
5名 |
(3)保存整備事業(墓所保存修理工事)
墓所の文化財としての価値を損なうことなく、県民が優れた歴史的環境に接
することができる場所とするために、平成15年度に作成した「史跡鳥取藩主
池田家墓所保存整備計画」に基づき、次の箇所の復元及び修復工事を実施した。
工事内容
|
初代池田光仲墓(玉垣の組み立て)
分知家西館池田定興墓(玉垣の復元・補修)
縁石・石畳補修
植栽工事(伐採、除根、腐食部分除去、移植) |
工期
|
平成18年6月1日~平成19年7月31日
※ 定興墓の玉垣復元において横積みにされていた玉垣の柱を
解体した結果、
(ア)他所の玉垣がかなり混在する状況であることが判明した。
(イ)玉垣の貫と地覆石の貫穴に複数の形態があることが判明した。
(ウ)通常の構造であれば存在するはずの場所に貫穴のない地覆石
があることが判明した。
このような新たな知見が確認されたため、復元位置・構造補強の
再検討に不測の時間を要したことから、当該工事を繰越して実施
することになった。 |
- 平成19年度実績
(1)墓所の監視及び清掃、現地案内等
ア 管理人1名を配置し、墓所の監視、清掃、来場者への案内等の実施
イ 墓所内立木の剪定及び草刈り等の管理
ウ その他
国府中学校有志による墓所内の清掃 |
平成19年7月26日(木) |
(2)普及啓発・情報発信等
ア 燈籠会の開催
池田家墓所に親しんでもらうため、墓所に残る約270基の燈籠に一斉
に明かりをともす燈籠会を実施した。
施日
|
平成19年9月29日(土)午後6時~8時 |
来場者
|
約300名 |
内容
|
・燈籠への灯入れ
・伝統芸能の奉納
宇倍神社麒麟獅子舞
国府町因幡の傘踊り |
イ 写真コンクールの開催
池田家墓所の四季折々の魅力、表情を伝える写真コンクールを実施した。
実施日
|
(ア)平成20年3月7日(金)~3月15日(土)
(イ)平成20年3月19日(水)~4月11日(金) |
会場
|
(ア)山陰合同銀行鳥取営業部2階ギャラリー
(イ)鳥取県東部総合事務所1階ギャラリー |
作品数
|
出品…139点 展示…28点 |
(3)保存整備事業(墓所保存修理工事)
墓所の文化財としての価値を損なうことなく、県民が優れた歴史的環境に接することができる場所とするために、平成15年度に作成した「史跡鳥取藩主池田家墓所保存整備計画」に基づき、次の箇所の復元及び修復工事を実施した。
工事内容
|
初代池田光仲墓(貫・玉砂利の追加) |
分知家東館3代男子安之助他(縁石の復元・補修) |
分地家東館5代延俊他(玉垣の復元・補修) |
5代藩主長男治恕(玉垣部材の補修) |
縁石・石畳補修 |
植栽工事(伐採、除根、腐食部分除去、移植) |
工期
|
平成19年10月30日~平成20年2月29日 |
初代池田光仲墓(貫・玉砂利の追加)ほか |
平成20年1月18日~平成20年3月26日 |
5代藩主長男治恕(玉垣部材の補修) |
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 歴史遺産室 電話0857-26-7932
参考URL
鳥取県教育委員会文化課のwebサイトより
「史跡鳥取藩主池田家墓所」
https://www.pref.tottori.lg.jp/ikedakebosho/
1 背景・現状・目的
国及び県指定され保護施策が図られている建造物以外にも、県内には文化財建造物が多く残されている。これらの建造物について、国の登録有形文化財制度を活用しながら、より身近な存在として文化財建造物の普及啓発と保護を図る。
また、平成17年度に調査事業を終え、平成18年度に報告書を発行した鳥取県近代和風建築総合調査事業の成果も活かしていく。
2 事業内容
(1)登録有形文化財登録支援
市町村への説明会等も含め、調査の指導及び技術的補助を実施
(2)登録文化財制度普及啓発
県民の方を対象とした説明会、見学会、パネル展示等を開催
(3)未調査建造物調査
古民家調査、近世社寺建築総合調査、近代化遺産総合調査、近代和風建築総合調査など、過去に行われた調査の対象とならなかった建造物について、その洗い出しや予備調査等を実施
過去の実績
- 平成18年度実績
新たに9件の文化財建造物が登録され、7件の文化財建造物が答申の運びとなった。
また、市町村職員対象の説明会、県民の方を対象とした見学会等を開催することにより、登録有形文化財に対する認識が広がり、新たに登録を希望する動きが見受けられるようになった。
- 平成19年度実績
新たに9件の文化財建造物が登録され、1件の文化財建造物が答申された他、若桜鉄道などの文化財登録申請を行った。
また、県民の方を対象とした見学会等を開催することにより、登録有形文化財に対する認識が広がった。
その他、これまで登録文化財のなかった市町村に働きかけを行い、新たに3市町から登録申請希望があがった。
●担当:鳥取県教育委員会 文化課 文化財係 電話0857-26-7525
参考URL
鳥取県教育委員会文化課のwebサイトより
「とっとり文化財NAVI」
http://www.pref.tottori.jp/bunka/navi/index.php