いただいたご意見(要約) |
ご意見の対応状況 |
韓国ではなく、中国との交通便をひとつの大きな目標とすべき。 |
韓国に限らず、環日本海諸国との間で人や物の交流を進めることは重要な視点だと考え、鳥取県の目指す方向性として将来ビジョンへの記述について検討します。 |
鳥取県は環境立県を標榜出来る豊かな資源に恵まれている。農山村地域にある森林や水などの資源を活用して産業を興すべき。 |
鳥取県にある豊かな自然環境や、地域の資源を活かしてあらゆる産業が連携し、新たな産業の創出と就業機会の拡大を目指す将来像について将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
鳥取県を地域の特色で大きく3つに分け、それぞれの地域で大きな指針を定めるべき。(東部は企業誘致、中部は農業振興、西部は観光誘致の政策を) |
鳥取県の将来ビジョンは、県の中長期的な将来像、近未来の姿を県民の皆様とともに考え、共有する指針とすることを目的としており、地域に分けた個別の指針については、現在のところ、将来ビジョンでは記述しない方向で検討しています。 |
中山間地域では耕作放棄の増加などで森林の管理に支障が出ている。河川流域をひとつのエリアとして環境や防災などについて考えるべきである。 |
都市地域と中山間地域の県民が相互に交流しながら、相互に支えあう地域社会を目指すこと等について将来ビジョンに記述する方向で検討します。また、いただいたその他のご意見は関係部局にもお伝えしました。 |
生活道路の整備を優先してほしい。駅は高齢者が利用しにくいのでバリアフリー化を推進してほしい。過疎地域の住民の移動手段について考える必要がある。 |
中山間地域の生活道路など、真に必要な道路の整備や、交通手段の確保、公共施設のバリアフリー化を推進することについて将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
中山間地ではブロードバンドの整備が遅れています。早く整備してほしい。 |
ブロードバンド環境の世帯カバー率を高めることを目指すことについて将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
鳥取県の農産物は地産地消を基本とすべき。県産の食材を使用した食育を通じ、鳥取県の食文化を伝承することが大事。 |
県内の美しい環境の中で育てられた素晴らしい農林水産物や食品について、県民が関心を高め、食育等を通じ鳥取県の食文化を大切にするよう将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
中山間地域の集落を末永く維持することは非常に困難だと思う。希望する高齢者を対象に町部周辺に移転させ、グループホームなどを利用し歩いて移動できる範囲で生活ができるような町づくりができないものか。 |
中山間・過疎地域の地域コミュニティの再構築や、複数集落の連携による新たな地域運営の仕組みを目指すほか、まちづくりについては、地域の特性に応じて身近な範囲でコンパクトに暮らせるまちを実現するよう将来ビジョンに記述する方向で検討します。また、具体的なご提案につきましては関係部局にお伝えしました。 |
中山間地では少子化で児童数が減少し、スポーツ、文化活動などで支障が出ている。人口増加を図るとともに中山間地と都市部との交流が必要。 |
UIJターン対策に積極的に取り組み、定住人口の増加を目指すとともに、都市地域と中山間地域の県民が相互に交流しながら、相互に地域活動などに参加するような地域社会を目指すこと等について将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
高齢者に対する支援には課題が多く、交通手段の確保、安否確認、救急医療の拡充、自宅周辺の整備活動、雪かきなど、ボランティア、NPOでは対処できない。根本的な解決策が必要。 |
県内の高齢の方に対する福祉・医療・生活支援の面での様々な支援を実施するほか、中山間・過疎地域に居住される方々に対しては、交通手段の確保、医療、安全・安心、利便性の確保等について、県、市町村やNPO、住民等が一体となった取組みを進めるよう将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
男女共同参画はより良い社会を実現するために必要なことだと思うが、ジェンダーフリーの思想は排除しなければならない。 |
現在のところ、ジェンダーフリーについて記載することは考えておりません。
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今の教育に欠けているのは道徳教育。教育勅語のような道徳教育ができればよい。 |
学校教育において、社会に貢献し主体的に生きる力を身につけた人材の養成を目指します。「知育」「徳育」「体育」のバランスの取れた教育を進めるなかで、「徳育」の分野では道徳心、規範意識の醸成などについて将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
国家公務員を減らし、国の仕事を地方へ移管すれば住民の姿が見える行政が実現すると思う。道州制も含めた国、地方のあり方を議論しない限り、地方行政の再生はない。 |
地域の運営は、住民、地域団体、NPO等が主役となり、行政はこれらの活動と連携し、補完することに重点を置き、分権をより一層推進することについて将来ビジョンに記述する方向で検討します。道州制や国、地方のあり方については、中央政府の解体再編などの大きな変革を伴うもので、本質的な議論が不十分な段階でもあることから、将来ビジョンの策定に際しては今後の情勢を見守っていく必要がある事項として取り扱いたいと考えています。 |
「2010年のCO2排出削減目標」について、県民ひとりひとり、また企業が具体的に取り組むべきことを定め、県民運動としなければならない。 |
県民運動として、県民、事業者、行政などが二酸化炭素排出削減目標の達成を目指すよう将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
たたき台に示されている「目指すべき方向」は、全ての分野において総花的。鳥取県として何を発信、アピールして継続発展に繋げていくのか、の視点でのビジョンの検討が必要。 |
ご意見のとおり、総花的であることは否めません。しかし、どの分野においても10年後に目指すべき姿は必要だと考えています。その中でも、各分野において心に残るキャッチフレーズなどで特徴付け、県内外にアピールできるような工夫を検討しています。 |
県内の名所旧跡、豊かな自然、温泉、食材などの資源を活かし「健康」をテーマに「いやしの空間鳥取県」「健康文化の宿る 鳥取県」を創造し「健康文化」を発信し、多くの人々と、健康にかかわる企業、産業を呼び込むことで鳥取県が発展することを提案する。 |
豊かな自然、食材などの資源を活かした生活は、鳥取県ならではの「スローライフ」に結びつき、また高齢化社会の中でいつまでも元気で健康に過ごすことは非常に重要なことであり、将来ビジョンに記述する方向で検討します。また、「健康」をキーワードとして産業を呼び込むことは、産業を活性化する取組みを具体化する中で検討していきます。 |
高速道が整備され、来るべき少子高齢化社会に対応すべく長寿者が生きがいを死ぬまで持てるような暖かいぬくもりのある施策を是非実現してほしい。 |
少子高齢化社会は、避けられない現実です。その中で、高齢になっても障害をもっても、誰もが生きがいをもって安心して暮らせる社会となるように、将来ビジョンに記述する方向で検討します。その取組みを具体化する中で、各種施策を検討していきます。 |
鳥取県の優位性を押し、県民が皆健康であるように衣食住を守ってほしい。 |
都会に比べて生活環境が良い、働く場所と住む場所が近いなど、大都市圏と比較した鳥取県の優位性を将来ビジョン策定の視点として位置付けています。
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「県民自らが創る、質の高い生活のできる鳥取県」を進めるためには、まずは県民の意識改革が必要。鳥取県の良さをPRする前に、鳥取に来たいと思ってもらえるよう、県民が迎え入れるための地盤を固めるべきではないか。 |
鳥取県の観光客増加を目指すためにも、県民すべてが「もてなし」の意識をもって、観光客にとって優しい地域を形成するように将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
「スローライフな生活」を起点にして、環境問題への取組みや、バイオマスエネルギー分野など各分野へ展開してはどうか。また、「スローライフな生活が送れる、地域の住民にとって住みよい県」を目指すことで真のUIJターン対策につながるのではないか。 |
いわゆる「スローライフ」を鳥取県を特徴付ける言葉として定義づけ、ご意見のとおり、各分野へ広がりをもたせるように検討しています。 |
液晶・半導体事業は完成された技術であり、県が開発投資する事業でない。産業集積を目指すより、人材開発などに投資すべき。産学官がバイオマスエネルギーに絞り、連携し事業化してはどうか。マザー工場化は反対。人件費や技術は世界的に平均化されていくだろうし、環境の点からも消費地の近くで生産すべきである。 |
経済活動や産業基盤が充実し、就業機会が確保されることは、鳥取県の目指す方向性として非常に重要なことと考えています。そのため、人材開発やマザー工場の立地により産業の高度化の推進に取り組むことを検討しています。
また、産学官(金)が連携して、県内産業の活性化を支える人材の育成・確保を目指すようビジョンに記述します。具体的なご提案やご意見につきましては関係部局にもお伝えしました。 |
道路整備よりも、鳥取県に来る価値を高めるため、道路だけでなく、「企業誘致」や「観光」そのものに投資(支援)する必要がある。 |
企業誘致や観光は、鳥取県が目指す方向性として非常に重要なこととして位置付け、将来ビジョンに記述する方向で検討しています。 |
UIJターン対策の取組みはよいことだが、県内在住者が他県(他地域)へ移住しないことを第一に政策を立案した方がよい。 |
ご意見のとおり、県内在住者が職を求めて都会へ出て行かなくてもいいように、県内で就職できる環境を整備し、県外への流出減少を目指すよう将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
大学・短大進学率の上昇(全国平均並)を目指すことには反対。小学校や中学校の学力を向上させることを第一とすべきで、その延長線として、高校・大学を考える。 |
学校教育においては、「知育」「徳育」「体育」のバランスのとれた教育を進めることとしています。その中で、高等学校卒業者の大学・短大進学率は、全国平均に比べても低く、これを全国平均並となるように目指すことは、各分野で活躍する人材を輩出する上での一つの目標と考えており、将来ビジョンに記述する方向で検討しています。 |
自立的経済の割合を増し、小廻りが利くメリットを生かすべき。県として経営能力向上をサポートしていく仕組みを考えていく必要がある。県は、道州制に向け自主性を持って地域を活性化していく企画(条例、特区等)能力も高めなければならない。 |
人口が日本一少ないことは、視点を変えれば小回りがきくという鳥取県の優位性の1つだと認識しています。ご意見のとおり、それらを鳥取県の強みとするように、各分野で取組内容を具体化するよう検討していきます。また、具体的なご提案につきましては関係部局にお伝えしました。 |
人口減少はどう対策を立てても当分不可避で、経済規模は間違いなく縮小、右肩下がりになるのが確実なのに、人口減少により経済規模や私たちの生活がどうなるかということを示していない。 |
ご意見を踏まえて、今後の将来ビジョンの策定作業の中で、どのような形で記述することができるか引き続き検討します。 |
町民が関心を持って文化財を掘り起こし観光につなげる。 |
県民が歴史や文化を誇りに思い、それらを大切にする機運を醸成するとともに観光資源として活用することについて将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
中高一貫教育のモデル校を東中西につくり、親や子供が教区施設を選択できるようにして欲しい。 |
県教育委員会では、平成19年に「中高一貫校の設置に係るパブリックコメント」を実施しているところです。引き続き県民のみなさんのご意見をいただきながら、中高一貫教育についての取組み内容を具体化する中で検討していきます。 |
子育て支援に一番力を入れて欲しい。子供がいないと、地域社会・経済全てが成り立たない。若い世代が子供を生み育てやすい環境づくりに力を入れて欲しい。 |
安心して出産・育児ができる社会の実現を目指すことについて、将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
「企業は人なり」とよく言われるが、「政治も人なり、県政も人なり」と思う。人権と平和は、恒久のテーマであるはず。将来ビジョンには、先ず、人権の柱を示すこと。人権問題に取り組むことこそ、心ある県政であるはず。「人権の鳥取県」を示していただきたい。 |
県民一人ひとりが人権の現状を知り、人権意識を育み、誰もがかけがえのない存在として尊重される共に生きる社会の実現を目指すことを重要な視点として将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
中山間地域の再生に、地域住民と都市生活者との協働を図る事業を提案する。
・都市生活者向けに居住家屋、山地・田畑、宿泊施設を提供
・農機具の貸し出し、田畑・農作物の管理、種まき・収穫企画
・集落を単位とした福祉システムの構築、運営 等 |
県民が中山間地域と県内都市地域との間を行き来しながら交流し、相互に施設を利用したり、地域活動等に参加するなど、相互に支え合う地域社会を目指すことについて、将来ビジョンに記述します。また、大都市圏に比べて優位性を持つ鳥取の生活スタイルを積極的に県内外にアピールし、県外との交流を進めることについても将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
「県民自らが創る、質の高い生活のできる鳥取県」という方向性を実現するために、インフラの整備にあわせ、精神的な気風、気概、進取の気性のようなものを精神的インフラとして捉え、整備・発展させていくことが必要。
芸術文化活動の育成等により、県民の創造性を向上させ「経済的な地盤の強化」「低成長を前提にした鳥取なりの生活スタイルの構築」により本当の豊かさを実感でき、質の高い生活が実現できる。 |
ご意見を踏まえて、今後の将来ビジョンの策定作業の中で、どのような形で記述することができるか引き続き検討します。なお、芸術文化活動の育成をはじめ、誰もが優れた芸術文化に触れたり、芸術・文化活動に参加する機会の提供を進めることについて将来ビジョンに記述する方向で検討します。 |
鳥取県は小さな県である。量でなく、質を上げることに注力すべき。小さくても強い(強小県)鳥取県を目指すべき。小さいことは強いことであることを認識すべき。 |
人口が日本一少ないことは、視点を変えれば小回りがきくという鳥取県の優位性の1つだと認識しています。ご意見のとおり、それらを鳥取県の強みとするように、各分野で取組内容を具体化するよう検討していきます。
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鳥取県全県の農林水産業ブランドを構築するべきでない。もっと小さい単位で商品ブランディングするべき。 県境や行政区域でなく地方の気候や、土壌、その他の環境によって作物や畜産物が作られてこそブランド。 |
ご意見のとおり、県境や行政区域にとらわれない柔軟なブランド設定(例:大山ブランド)が有効に機能するケースも多々ありますし、一方で県単位でのブランド設定(例:宮崎県)が有効な場合もあると考えられます。一律に「鳥取県ブランド」を設定するのではなく、それぞれの産品や市場の状況を踏まえることが必要であり、この点につきましては、幅広くご意見をお聞きする必要があると考えます。なお、いただいたご意見は関係部局にもお伝えしました。 |
単なる情報基盤の整備だけでなく、ケーブルテレビ100%普及を実現して、地域コミュニティ単位(地区、行政、生活圏、県域)で独自の情報交流手段を持つことにより、ITCとコミュニティ先進県を目指すべき。 |
情報通信格差をなくし、県民生活の利便性の向上を目指すことについて、将来ビジョンに記述する方向で検討します。また、コミュニティ先進県を目指すべきというご意見については、地域コミュニティの再構築など、取組み内容を具体的に検討することと併せて、将来ビジョンへの記述について検討していきます。 |
地域の魅力とは、住んでいる人々が、鳥取県を誇りに思うこと。その為にも、全国で通用する意識を持つこと。(例:ガイナーレ鳥取の活躍) |
「良いところ」「誇りを持てるところ」及び鳥取県の特性を再認識するという視点で将来ビジョンを策定し、各分野において鳥取県を誇りに思えるような地域づくりを進めます。 |