当選人がくじで決まる?
A.
選挙は、公選法等の法令に基づいて、厳正、公平に行われるものですが、こうした手続の中で、それも、当選人の決定という最も重要な事項がくじによって行われる場合があることをご存知でしょうか。
通常の場合、当選人の決定は、言うまでもなく、有効投票数の多い者から順次その選挙における定数に達するまでの者を当選人とするのですが、たまたま、最下位で当選人となるべき有効投票数を得た同点得票者が2人以上いることがあります(定数が1の場合は、最高有効投票数を得た者の得票数が同数の場合)。
こうした場合、どの者を当選人とするかについては、かつては年長者とすることとされていたのですが、昭和22年以降は、選挙会において、選挙長がくじによって定めることとされているのです。