教育委員リレーコラム

  

はじめまして

はじめまして

皆さん、はじめまして。私は昨年の暮れに教育委員の辞令をいただいたばかりです。就任前に教育委員会事務局の担当者から教育委員会制度の概要や委員会の役割などについて懇切なレクチャーをいただきましたが、それを聞きながら私の頭に浮かんだのは、40数年前の学生時代に受けた相良惟一(さがら いいち)先生「教育行政学」の講義のことでした。どのような経緯があったのか、先生は当時の文部省から大学教授へ転身された方で、紳士然とした穏やかな風貌といかにも能吏らしい一面が印象的でした。確か敬虔なクリスチャンでもあったはずだと記憶しています。
 自宅に戻るとさっそくその時のテキストであった先生の著書を書棚から探し出して広げてみました。そのテキストの「教育委員会」に関する箇所にも、今ではその内容はすっかり忘れてしまっているのに、私自身が引いた朱線がそのまま残っていまして、これを見て改めて、今度は実地でもう一度はじめから学びなおしていかなければならないなという思いを強くしたものです。
 委員としての経験は今ようやく一カ月余ですが、この間に定例の教育委員会の他に中国5県の教育委員会全員協議会や鳥取市内小学校の公開授業へ参加させていただき、その都度新鮮なインスピレーションを与えられています。そうした折々に見聞きし感じたことなどについてはこれからの機会に述べさせていただきたいと思っています。どうぞ宜しくお願い致します。

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