先日砂丘内で不思議なものを発見しました。
何だろう?と思い手にとってみました。
鉛製で先端が尖っています。実はこれ銃弾でした!!。
なぜ鳥取砂丘内に落ちていたのでしょうか?
かつて鳥取砂丘は陸軍の演習地でした。焼けた砂の上や降り積もる雪など過酷な環境下で訓練をされていたようです。
兵隊泣かせの砂あらしとも言われています。
その当時に使用されていた銃弾なのです。これを見て本当にこの場所が演習地だったんだなと少し実感が沸きました。
(ちなみに警察に鑑定してもらい薬きょうがないので安全だということでした。)
鳥取砂丘内では土器や石器が見つかることがあります。古代人が生活していた証と言えます。
こうした遺物を目にすると昔からここ鳥取砂丘ではいろいろなドラマがあったんだろうなと思えます。
古砂丘と呼ばれる砂は、10万年前くらい前のものと言われていますのでマンモスがいた時代でもあります。
注意事項:鳥取砂丘は文化財保護法により保護されています。
そのため遺物(土器や石器など)を発見しても持ち帰ることはできません。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/07/29
本日、鳥取砂丘内での急病患者発生を想定した訓練を、鳥取県生活環境部砂丘事務所と鳥取消防署東町出長所及び鳥取県消防防災航空隊の方々と合同訓練を実施しましたのでその様子をお伝えします。
急病患者自らが119通報→通信より砂丘事務所に連絡有り
通報を受け砂丘レンジャー現場へ急行
砂丘レンジャー急病人と接触 容態観察、簡易処置
(巡視中の砂丘レンジャーも到着)
鳥取消防署東町出張所到着→消防防災ヘリ出動要請
マーシャル フラッシュライトを使用してヘリコプターに位置を知らせる
消防防災ヘリ到着→隊員降下
鳥取県消防防災航空隊員が救護にあたる
合同訓練の様子を見守る観光客の方々
(安全確保のため訓練場所周辺は立ち入り禁止)
観光客の皆様ご協力ありがとうございました
ヘリコプターに急病人を吊り上げ
以上
これまでに鳥取砂丘内で急病患者が発生し消防ヘリが出動することが何件かありました。
救急車は使えませんので、消防ヘリが活躍をすることがあります。
こらからの時期は暑くなりますので熱中症などで倒れてしまう方がいるかもしれません。
そのような不測の事態に備えるうえでよい訓練となりました。
関係機関の方々ありがとうございました。
砂丘レンジャーは、地上班として重要な任務を行います。
万が一に備え日頃からの訓練を活かし、安全・安心な鳥取砂丘にしていきます。
(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/07/27
先日、鳥取砂丘内でカワラハンミョウを発見しました。
カワラハンミョウは体長15ミリ程度で白い地色に黒の模様をもつ昆虫です。
砂色と同化しているので目立ちません。
海岸砂丘や大きな河川の川原に生息していて、成虫は7~9月に出現し日中に活動します。
鳥取砂丘では、この時期に砂表面温度が60度を超えることがあります。
昆虫にとっても暑いはずです・・・身を守るため奇妙に背伸びをして歩くのがカワラハンミョウです。
しかも長い足で砂の上をツツーッと滑るように素早く走ります。
この日に発見したカワラハンミョウは交尾をしていました。
それでも素早く動くので撮影するのは大変でした。単体ならなおさらだと思います。
ちなみに環境省とレッドデータブックとっとりで絶滅危惧2類に指定されています。
絶滅の危険が増大している種ですので見守らなければいけません。(松尾レンジャー)
カワラハンミョウ(2009年7月22日撮影)
砂丘事務所 2009/07/26
環日本海定期貨客船航路を活用した観光商品の造成などに向けた日本での現地調査のため、ロシアの旅行会社の方が来日しています。本日、鳥取砂丘の視察に訪れました。
まず、鳥取砂丘お知らせ処でパネルなどを使用して説明を行い、その後砂丘内へ案内をしました。
いまにも雨が降りそうな天候でしたが、「海で泳げるのか?」との質問やラクダにも興味を持っているようでした。
鳥取砂丘から車で約30分の距離にある浦富海岸の紹介もしました。ここは、環境省が行った水質調査でベスト5に選ばれている海水浴場です。
最後にロシアの旅行会社の方から「鳥取砂丘を大変気に入りました、紹介したいと思います」と言われました。
是非とも多くの方に来ていただきたいと思います。(松尾レンジャー)
鳥取砂丘お知らせ処で砂丘の説明
鳥取砂丘を視察の様子
砂丘事務所 2009/07/24
日本の陸地から皆既日食が観測できるのは1963年7月21日以来46年ぶりというビックイベント。
ここ鳥取砂丘では部分日食が観測できるとのことで楽しみにしていました。
あいにくの曇り空で観光客の方も見えるのかな?と不安そうに空を見上げています。
予定では10時頃が食の始めということでした。その時間になり曇り空から太陽が顔をのぞかせました。
馬の背頂上で世紀の天体ショーを見ようと多くの観光客の方がいて「おおー見えた」と歓声が上がりました。
食の始まり(2009年7月22日10時39分撮影)
曇り空と霧がかっている空模様のお陰で日食グラスなしでも見ることができましたが、
基本的に太陽を直接見ると目を傷めますのでしてはいけません。
世紀の天体ショーを楽しむ観光客 これを楽しみに県外からも多数いらしてました。
食の最大と思われます(2009年7月22日11時3分撮影)
食の最大 三日月を見ているようでした
食の終わりになり始め(2009年7月22日11時21分撮影)
日食メガネで観察
次に日本の陸地から見ることができるのは、2035年9月2日で北陸や北関東のエリアです。
世紀の天文ショーを見ることが出来て良かったです。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/07/22