境港・東海・ウラジオストクを結ぶ定期貨客船が就航し、境港へは6月30日(火)に初入港しました。
それを活用してロシアからの誘客促進を促す目的として、ロシア沿岸地方のマスコミ関係者が鳥取県内取材ツアーを行っています。本日、鳥取砂丘にいらっしゃったので砂丘レンジャーが砂丘の解説を行いました。
その後、ラクダに乗ったり散策したりと楽しんでらっしゃいました。
定期貨客船の就航を機により多くの方に鳥取砂丘へ来て頂きたいと思います。(松尾レンジャー)
鳥取砂丘の解説の様子
鳥取砂丘の解説の様子
ラクダに乗る訪問団
砂丘事務所 2009/07/10
今日は七夕です。鳥取県庁ではライトダウンやキャンドルナイトといった省エネイベントを行います。
今の時期、鳥取砂丘では漁火が綺麗に見えます。
暗闇をほのかに照らし出す様は、まるで無数のキャンドルのようです。
夕涼みをしながら天の川を眺めるのもいいかもしれません。
マナーとルールを守って夜の砂丘もお楽しみ下さい。(松尾レンジャー)
夕涼みをするカップル
漁火と三日月 鳥取砂丘のキャンドルナイトならぬ漁火
砂丘事務所 2009/07/07
砂丘内を歩いていると小さな穴が開いているのを見かけます。
何だろうと思い観察していると姿を見せました。
小さな穴
お尻に大きなハサミをつけています。これはオオハサミムシという昆虫です。
手にのせてみました。動きは素早く手のひらを縦横無尽に動きます。
写真を撮ろうとしたら、大きなハサミで挟まれて少し痛かったです。
また、身の危険を感じると体を反転させて威嚇をします。まるでイナバウアーのようなポーズです。
その姿はサソリにも似ています。
体長は3センチくらいで、飛ぶことはできません。
鳥取砂丘のサソリともいえるかも知れませんが、無毒ですのでご安心下さい。(松尾レンジャー)
オオハサミムシの子供?
砂丘事務所 2009/07/06
本日、KSB瀬戸内海放送さんが鳥取砂丘へ取材にいらっしゃいました。
取材目的は、海岸侵食と”サンドリサイクル事業”の取組の様子です。
海岸侵食は、日本全国の海岸で進んでいてここ鳥取砂丘でも問題となっています。
1947年からの55年間で最大約40mも後退しています。
ここ最近では、サンドボードエリアも影響を受けており浜崖ができて5月に予定されていた選手権大会が延期になってしまったほどです。
その場所へ案内をして説明を行いました。
海岸侵食の要因はいりいろありますが、その中の一つが河川からの供給土砂量の減少があります。
また河口である鳥取港の中に土砂が堆積してしまい、その反対側の鳥取砂丘への供給量が減少しているという問題もあります。
そこで、その堆積した土砂を鳥取砂丘の沖合いへ投入する取組が”サンドリサイクル事業”です。
2005年度から実施されている事業で既に効果が確認されています。(松尾レンジャー)
取材の様子(サンドボードエリア)
取材の様子(女優、タレントの中山エミリさん)
海岸部のゴミを拾って頂きました。ご協力ありがとうございました。
サンドリサイクル事業の様子
砂丘事務所 2009/07/02
鳥取砂丘には3つの砂丘列があります。これまでに第二と第三砂丘列の紹介をしました。
今回は第一砂丘列の紹介をします。
砂丘列の中で一番西側に位置するのが、第一砂丘列です。
第二砂丘列(馬の背)ほどではありませんが、小高い起伏があります。
市営駐車場から歩くと片道40~50分の距離にあるためか、ここまで歩く人は少ないです。
砂丘植物がたくさん生息していますし、お勧めスポットの一つです。
第一砂丘列
そこから西側に鳥取港があります。馬の背頂上から望むこともでき、観光客の方から「あれは何ですか?」と質問を受けます。
第一砂丘列から見た鳥取港
鳥取港は千代川(一級河川)とつながっていて、その上流にある中国山地から長い年月の間に風化して浸食された花崗岩(かこうがん)が砂となって流れ込んでいます。その砂は、冬の季節風など強風と波の力で内陸部に打ちあがり鳥取砂丘へ砂が供給され形成されています。海岸砂丘である鳥取砂丘は千代川の両端にできていて、一般的に鳥取砂丘といわれているのは千代川の東側を指します。
鳥取港の紹介鳥取港の様子(ここから多くの漁船が出港します)
鳥取港の様子
かにっこ館(鳥取港にある入場無料の施設)
港だけあって新鮮な魚介類を販売する店が多数あり、また飲食することもできるのが魅力の一つです。
海水浴場もあり夏には多くの人で賑わいます。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/07/01