本日の鳥取砂丘は昨夜からの雪で、真っ白の砂丘となりました。朝から除雪で大変でしたが、そこは手馴れたものでスムースに捗りました。
砂丘内の積雪は約40cmくらいで膝までスッポリと、、。
今回は、日本全国でも多く雪が降ったみたいです。地元のテレビ局の方々も、雪の鳥取砂丘の景色を撮影に来られていました。
観光客の方も、この雪景色を見て大喜びでした。
その中でも、「砂丘は何回も来ているけど、この景色は初めて見ました。冬の砂丘もきれいですね~。来て良かった!」
さて、馬の背頂上までの道のりは、、、
雪をかきわけた足跡の道が出来ました。
日中は良く晴れましたが、夕方からまた吹雪となりました。
また、新しい雪が積もると足跡も見えなくなります。 白い砂丘はまたリニューアルされるでしょう。
~青レンジャー~
砂丘事務所 2012/01/24
本日の鳥取砂丘は午後から天候が急変しました。風も強くなり雪混じりの雨模様で寒い一日でした。
冬の日本海も、時化てます。
砂丘の中で変わった事と言えば、馬の背の斜面が崩れそうです。
今、ここを歩いたり、登ったりするのは遠慮したほうがいいです。
大量の砂が滑り落ちそうです。
これだけの砂を崩す自然の力を遠くから見つめています。
(この写真は午前中のものです。)
夕方からは雪が降り始めました。
明日の朝はどんな景色になっているのか楽しみです。
~青レンジャー~
砂丘事務所 2012/01/23
昨日は大寒でしたね。
大寒といえば一年で一番寒いとされる日。
そんな日に行う「厳寒の砂丘砂嵐ツアー」は絶好のツアー日和?はずでしたが、気温は7度、風も3メートルくらいと、”厳寒””砂嵐”は残念ながら体感できませんでした。
しかし、冬の砂丘の魅力はそれだけではありません。
今回のツアーの講師は、砂丘をよく知る自然公園財団の”ジロケン先生”と”あべちゃん先生”。
まずは追後スリバチで、スリバチがどうしてできたのか、どんな動物がいるのか。
スリバチの斜面の角度はどれくらいでしょう。
鳥取砂丘の斜面は、砂が乾いていれば32度くらいが限界。それ以上は砂が滑り落ちてしまいます。
前日の雨で砂が濡れていたこともあり、なんと40度もありました。
角度を測るために斜面にいるだけでも苦労しましたが、戻るときはさらに苦労しました。
馬の背に向かう途中でも、砂丘の植物、特に今は風で砂が削られ、植物の根や茎がよく見ることができます。そんな植物の説明を”あべちゃん先生”が。
馬の背の頂上でも、相変わらず風が弱く、砂嵐を体験することができませんでした。
そしていよいよオアシスへ。
やはり、この時期はオアシスの水深を測定しないとだめですよね。
そんなわけで、今年も”ジロケン先生”が体をはってオアシスの中へ。
今年のオアシスの水深はというと・・・・・・68cmでした。
ちなみに昨年の2月は85cmでした(昨年のツアーの様子は
こちら)。
約20cmも浅かったですね。
今回のツアーではいくつかの発見がありましたよ。
まずはこれ。
砂丘の中に、なんと動物の住みかが。
そっとしてあげたかったので、中の様子は見ませんでした。何が住んでいるのでしょうか?
同じ穴でも今度はこちら。
今、砂丘ではオアシスが3つ出来ています。その内の一つ、一番西側のオアシスに流れ込む川にありました。
砂丘の地下から水が湧き出て、その湧き水で砂が削られてできた穴です。
今度はもっと小さな穴?からブクブクと。
実は、これ、オアシスの中から空気らしきものが出ていました。
この場所だけ砂がとても柔らかく、水深を測るのに使った杭が砂の中へ1メートル近く入っていきました。
もしかしたら、オアシスの中からも水が湧いているのかもしれませんね。
いろいろな発見があったツアーでした。
2月と3月にも「鳥取砂丘魅力満喫ジオツアー」を予定しています。
くわしくはホームページで紹介しています(
こちらです)ので、是非ご参加ください。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2012/01/22
今日は大寒です。一年でもっとも寒い時期といわれていますが、今日の砂丘は気温はあまり下がらず、風もなく、穏やかでした。
それでも今は真冬!しっかりとした防寒対策が必要です。みんなが暖かい服装をしている中、なんとも勇敢な若者達の姿が!
毎年恒例、鳥取大学 空手部の皆さんが寒稽古をしに鳥取砂丘に来られました。稽古を終えた後に、集合写真を撮らせてもらいました。みんな気合が入っています!
鳥取大学 空手部の皆さん、お疲れ様でした!
【おまけ】
海岸から帰る途中、馬の背の斜面(海側)で貝を乗せた砂柱、ガラスを乗せた砂柱に出会いました。
砂柱の上にちょこんと座っている貝の姿がとてもかわいらしくて、微笑んでしまいました。是非、探してみて下さいね♪
砂丘事務所 2012/01/21
鳥取砂丘の南端に多鯰池(タネガイケ)が有りますが、この池の水位は年間で3m程度の変化が有り、今の時期は渇水期で最も水位が低下しています。
水位の低下により、通常では見られない水面下に沈んでいる島が出てきますが、島は2個あり「磯ノ御前島」と「沖ノ御前島」と呼ばれています。
下の図は多鯰池の断面を表しています。
見難いと思いますが、満水時と渇水時の水位に線が入っており、渇水時に島が出てくる図となっています。
この一月は一年で最も水位が低下するので、何度か多鯰池に出かけましたが、本年は残念ながら島を見る事が出来ませんでした。
池の水位が、それ程 低下しなかったと考えられます。
参考に昨年の1月16日に撮影した写真を掲載します。
これは、、磯ノ御前島の最頂部に建てられた”五輪塔”の上部で、昨年も水位低下が充分ではなかった様です。
この池は、砂丘の砂が風により移動して雨水の流路を塞ぎ、せき止められて出来た池です。
鳥取砂丘にお越しの際は、、多鯰池も是非とも見て下さい。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/01/20