平成25年5月29日(水)、民主党の若手有志で構成する政策研究グループ6名(滋賀県議、兵庫県議、奈良県議、香川県議、さいたま市議)の皆さんが、公文書館を視察されました。
(写真1)当館の全体概要を説明
(写真2)現在開催中の企画展「昭和40年の全国植樹祭」や常設展を解説
(写真3)地下書庫で歴史公文書等の収蔵状況を説明
公文書を初めとする大量の紙資料を保存する当館ですが、これらの資料には紙の破れや汚れ、酸性化による劣化など、様々な問題があります。劣化の著しいものを専門業者に委託して補修を行ってきましたが、簡易なものについては、職員で補修するように準備を進めてきました。
技術の習得のために、資料修復家・秦博志(はたひろし)さんの工房(南部町阿賀)で、資料修復の技術について学びました(2012年7月2日付ブログ参照)。作業用の道具も入手し、このほど作業を開始しました。
撮影した当日(12月14日)は、秦さんにご来館頂き、再度ご指導をいただきました。今後は、専門業者に委託する修復と職員による簡易修復によって、当館が所蔵する大切な資料を後世に伝えていきたいと思います。
(写真1)破れ等のある紙資料を和紙で繕い、欠損部の「補紙」を行います
(写真2)利用した専用糊を乾かすために、最後にアイロンを当てます
公文書担当
知事部局で現用利用されている公文書の簿冊名一覧である「平成24年度簿冊管理簿」(鳥取県公文書等の管理に関する条例第7条)を当館閲覧室にも排架しました。
平成24年度簿冊管理簿
公文書担当
三朝町古文書を読む会の皆さんが来館されました。
今月の1点として展示中の「東伯郡の合併による倉吉市市制施行関係綴」の内容に興味を示されました。三朝町の地元からも北海道への移住者があったとの声があがっていました。
(写真1)「東伯郡の合併による倉吉市市制施行関係綴」を見る様子
(写真2)北海道移住者の展示を見る様子
公文書担当
11月12日、鳥取市中ノ郷地区公民館の皆さんが来館されました。鳥取県の県域の移り変わりを興味深く聞いておられました。
(写真1)説明を聞く鳥取市中ノ郷地区公民館の皆さんの様子
(写真2)子供たちも熱心に話を聞いています
公文書担当
平成24年10月19日から23日までの3日間、県内3会場で、県庁など行政機関の文書管理主任を対象とした研修会が開催されました。総務部政策法務課の説明につづき、当館担当職員が歴史資料として重要な公文書の取扱いについて、説明しました。
特に公文書管理条例の施行により変更となった公文書の引継の流れ、簿冊作成時の注意点、公文書館での利用提供のしくみを説明し、また公文書簿冊の利用手続きや県公報の公開ページなど特に行政ニーズの高いサービスについて紹介しました。
東部地区(23日県庁講堂)で歴史公文書の引継の流れについて説明する当館職員
平成24年7月25日(水)から7月27日(金)までの3日間、鳥取市立北中学校の職場体験学習「ワクワク北中」で、同校2年生の土江由高(つちえよしたか)君が職場体験をしました。
初日の25日は公文書館の業務内容について担当職員から説明を受けた後、古い公文書綴り等の資料を収蔵する地下書庫などの見学しました。
また、職員の解説を受けながら、現在開催中の企画展「アーカイブズの世界―引き継がれた記録―」を見学した後、展示で使う説明用パネル の作成を行いました。最後に、受付カウンターで利用者の対応についての基本的な事項について説明を受けました。
26日には、午前中にマイクロフィルムカメラで公文書を撮影し保存する方法や、 撮影したマイクロフィルムをマイクロリーダープリンターで焼付けることを体験しました。
午後は、収蔵されている公文書の簿冊に整理用のシールを貼りつける作業を担当の職員と一緒に行いました。
最終日の27日は、午前中に県史編さん事業についての説明を受け、考古遺物の実測図作成と拓本の作成の実務体験をしました。午後は、この研修全体のまとめを行いました。
(写真1)展示で使うパネルを作成中【7月25日】
(写真2)窓口の検索システムの操作を勉強中【7月26日】
(写真3)マイクロフィルムカメラによる撮影中【7月26日】
(写真4)マイクロリーダープリンターによる焼付け【7月26日】
(写真5)ただいま拓本作成中【7月27日】
公文書担当
公文書館では、県政広報や観光ビデオ・DVDを視聴していただくため、閲覧室内に新たに視聴コーナーを設けました。
ビデオリストは所蔵資料の検索・照会ページの行政・統計刊行物の欄をご覧ください。
(写真1)専用モニターとヘッドホンを用意しています
(写真2)現在ご視聴いただけるビデオです。今後順次追加していきます
公文書担当
6月29日(金)に、資料修復家・秦博志(はたひろし)さんの工房(南部町阿賀)で、資料修復の技術について学びました。
公文書を初めとする大量の紙資料を保存する当館ですが、これらの資料には紙の破れや汚れ、酸性化による劣化など、様々な問題があります。
今回の研修は、職員でも修復が可能な技術を習得することを目的に、秦さんの工房を訪問しました。秦さんには、紙資料の特性についてお話を伺ったあと、破れのある古新聞の修復方法を教わりました。
また、リーフキャスティング(漉き嵌め=すきばめ)による古文書修復の実演を見学しました。お忙しい中で対応いただいた秦さん、ありがとうございました。
(写真1)破れのある古新聞を和紙で繕う方法を学んでいます。
(写真2)リーフキャスティング(和紙の繊維を資料の破損箇所に
入れる=漉き嵌める)を実演していただきました。
(写真3)漉き嵌めの終わった資料はプレスして乾燥させます。
公文書担当