中部ハートフルスペース

　２月の調理は、『安くて簡単にでき、しかも栄養もばっちりなメニュー』は何かと考えた結果、『親子丼と具だくさん味噌汁』にしました。まずは、親子丼と味噌汁の作り方や手順をみんなで考えました。味噌汁の作り方は知っているが、親子丼の作り方は知らない人が多かったです。学校の家庭科の授業のような感じで、話し合いをしながら確認していきました。手際よく調理を進め、楽しく食べることもでき、充実した時間を過ごすことができました。

　２月のハートフルスペースには、大雪にも負けず、コロナにも負けず、それぞれの進路に向かって前に進んでいる利用者の姿があります。
　大学受験真っ最中の人、進級目指して期末テストに向かう人、高校卒業後の就労を考えている人など、それぞれ人生の目標が異なります。しかし、ハートフルスペースで出会った仲間たちとして、「共に学ぶ」時間が取れました。英語や数学のレポートの応援をしてくれたり、バレンタインデーに手作りチョコのプレゼントがあったり、一息いれてヨガタイムを楽しんだり・・・。
　春のスタート時は、基本的には個別対応です。個室で１対１対応ですが、少しずつ打ち解けてくると、集団でのいろいろな活動を楽しむことができるようになってきます。

　令和５年になり、最初のハートフルスペース来所日に利用者みなさんが今年の目標を立てました。その思いを込めて書き初めをしました。『大学受験に合格する』『努力を続ける・目標を追い続ける』『自分の力で生きていけるように』『夢を見つけていきたい』など真剣な思いがいっぱいです。
　みなさんの思いが実現しますように、ハートフルスペースで応援できることを探しながら、今年も頑張っていきたいと思っています。

　１２月に入ったころから、楽しい会にしようということで計画を進めてきた「ハートフルcafé」を　２２日に開催しました。予想以上の盛り上がりで、楽しい時間を過ごしました。
　「昭和・平成・令和のイントロクイズ」と「ジブリ映画、世界遺産のビンゴゲーム」は、みんなで集まる時間もなかなか取れない中、自宅でパワーポイントの画面を作ったり、音源や写真をパソコンに取り込んだりして、完成度の高いものになっていました。（みんなすごいスキルです）
　ワンプレートランチは、ピザトースト、ブロッコリーとミニトマト、白玉団子入りフルーツポンチでした。若い感性に刺激を受け、元気の出るパワーをもらいました。

　令和５年の干支は「卯」。ぴょんぴょんと跳ね、飛躍の年になることを願っています。
　講師の先生に丁寧に教えていただきながら、干支の正月飾りを１時間くらいで作りました。
　同じ材料で作り始めたものの、耳や目の配置、お盆の色に合わせた配色などによって、表情はそれぞれ「十人十色」で、何か作り手に似てくるように感じました。

　新年はますますよい年になりますように。