自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2017年1月25日

今年は酉(とり)年

 二十四節気(にじゅうしせっき)の1つ大寒(だいかん)を過ぎ、1年で最も寒さが厳しい季節になりました。事務所のある倉吉市では、1月中旬から寒波が到来し、大雪や強風の荒れた天候になりました。鳥取県中部地震の発生から3ヶ月が経ちましたが、依然として民家の屋根にはブルーシートが目立ちます。被災地に早く春が訪れることを願います。

 さて、今年は酉(とり)年です。鳥取県は県の名前に鳥がつく全国で唯一の都道府県で、四季を通じて様々な野鳥が見られます。今回は、鳥取県中部地区で最近見かけた野鳥の写真を紹介します。

 まずは、天神川で見かけたエナガです。河川敷の木の枝に止まっては次の枝に移動し、群れで動き回っていました。エナガは、全長14cmと日本で見られる野鳥の中では小さく、丸い体に長い尾の可愛らしい小鳥です。電線の上に並んで群れで体を寄せ合っている姿を見かけることがあります。
エナガ
エナガ(天神川)

 次に、琴浦町で見かけたモズです。空き地の木の枝先に単独で止まってじっと辺りを見渡していました。モズは、全長20cmで頭が大きくて尾が長く凛々しく見えます。獲物を木の枝などに刺しておく習性があることで有名で、秋には高鳴きをしている姿をよく見かけます。
モズ
モズ(琴浦町)

 次に、東郷池で見かけたトビです。20羽程が群れになり上空を旋回していました。トビは、全長60~70cm位で飛んだ時に尾が三味線のばちの形に見えるのが特徴で、タカの仲間では最も身近に見られます。
トビ
トビ(東郷池)
 
 これらの野鳥は県内で普通に見られますが、それぞれに特徴があり観察をすると飽きません。様々な野鳥が生息することは、すみかとなる河川や湖、森林などがあり、餌となる昆虫や植物などが豊富な証です。
 
 今年は鳥取県中部地区が地震から復興し、野鳥のように羽ばたき飛躍する年であって欲しいと切に願います。

 写真のデータは、拡大をしているためそれぞれの大きさの比較はできません。


中部総合事務所環境建築局 2017/01/25 in 県立自然公園,野鳥



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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