農大日記

2018年12月11日

作物コース実習風景(12月上旬)

1. 食味調査、整粒歩合調査
 12月1日に作物コースの学生全員で農業試験場に行きプロジェクト学習で栽培した米の食味値と整粒歩合を調査しました。食味値とはお米のおいしさを評価する指標のひとつで、食味計という機械で計測します。自分が栽培した米のおいしさが提示されるため学生も結果に興味深々です。整粒歩合は米の品質を判断する指標で穀粒判別機という機械で計測します。これも米の販売価格に影響する重要な数値なので、ひとつひとつの結果に見入ってました。また、プロジェクト計画作成に当たって試験場の研究員にアドバイスをもらった学生は、プロジェクトの結果を研究員に報告し、考え方などについてアドバイスをもらっていました。
 

 

2.今年度最後の農大市
 12月6日に今年度最後の農大市が開催されました。この時期の農大市では毎年「もち」がたくさん売れます。11月に収穫した新米の餅米を使い、これまでの農大市の約2倍、440個の「もち」を準備しました。学生達も今年3度目の「もちつき」なので、とても手際良く加工できていました。とても人気の商品で開店から約15分で完売しました。お買い上げ頂いた皆様ありがとうございました。
 
 

3.プロジェクト発表会に向けた準備
 来年1月8日に2年生はプロジェクト発表会があります。1年間かけて取り組んだプロジェクト学習をとりまとめ校内全員の前でパワーポイントを使って発表します。卒業論文発表会に当たるものです。2年生にとっては最も重要な行事で、その発表会に向け準備を始めました。今回は自分なりにとりまとめた資料をコース内で発表しました。これからの1ケ月は、この内容を磨き上げていきます。2年生のみんな、卒業に向けて頑張りましょう。
 

4.ブロッコリーの収穫、出荷
 11月中旬からブロッコリーの収穫が始まりました。8月1日に種を播き、9月6日に定植したものです。11月末から収穫量が増え始め、12月6日の農大市では80株を販売しました。普段は、コンテナに入れて倉吉市内の市場に出荷したり、数が少ない日は直売所に販売しています。
  

5.小豆の選別
 11月30日に脱穀した小豆を手作業で選別しています。虫食いや着色のある小豆を取り除き、ふるいにかけて、大きさ毎に分類します。今年は大きな粒が多く、普段の年はほとんどない7.3ミリ以上の極大粒が1割ほどありました。分類した小豆を布で綺麗に磨いて商品の完成です。粒が大きく揃いも良いので農大市でも良く売れました。今後は、商品ができ次第、順次直売所で販売する予定です。
 
 

6.2回目の雇用就農相談会
 12月7日に今年度2回目の雇用就農相談会が開催されました。作物コースの2年生はすでに全員就職先が決まっているため、1年生だけが参加しました。1年生は来年の就職に向け、積極的にブースを回り、色々な法人の情報を集めていました。
 

7.黒大豆の収穫
 今年は黒大豆の成熟が遅く、収穫時期が昨年より約2週間遅くなりました。雪も降り始め、今後はぐずついた天気が続くので、収穫できるか心配していましたが12月10日になんとか収穫することができました。今後は、ガラス温室で2~3週間乾燥させて脱穀機で脱穀し、選別作業を行って出荷になります。正月のおせち料理に間に合わせたかったのですが、難しそうです。
 

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