二十四節気（にじゅうしせっき）の1つ清明（せいめい）の頃となり、花が咲き若葉が萌える季節になりました。自然歩道のパトロールに出かけると、ウグイスの清らかな声と、歩道沿いに咲く花々が心を癒してくれます。

　さて、今回は春の花々を紹介します。

　この写真は、コバノミツバツツジです。ツツジ科の落葉低木で、葉が開く前に花が咲くため、木一面がピンク色になり美しい花です。

　この写真は、イチリンソウです。キンポウゲ科の多年草で、純白の美しい花です。白い花びらに見えるものは、ガク片です。

　この写真は、トキワイカリソウです。花の形が独特で、先端にいくにつれて細くなっていて、船の錨（いかり）に似ていることが名前の由来です。

主な参考文献
・三徳山の植生永遠に　森本満喜夫/著　三朝町教育委員会　2010年
・山渓カラー名鑑　野の植物誌　大場達之、平野隆久、巽英明、熊田達夫/著　山と溪谷社　2000年
・原色日本植物図鑑　木本編1　北村四郎、村田源/著　保育社　1971年
・原色日本植物図鑑　草本編2　北村四郎、村田源/著　保育社　1957年