鳥取市佐治町辰巳峠から後期中新世(約600万年前)の植物や昆虫化石が多数発見されており、ここで見つかった化石を基に、植物では38種、昆虫では1種が命名・記載されています。化石の産出層はその学術的価値から、平成14年(2002年)に「辰巳峠の植物化石産出層」として鳥取県の天然記念物として指定されています。
この「辰巳峠」について、これまでの研究成果をまとめ、解説パネルやキャプションを更新します。また、これまで展示していた化石に加え、期間限定でタイプ標本(“新種記載”が行われた論文中で使用された標本)の展示も行います。
▼自然常設展示 地学 辰巳峠の化石コーナー リニューアル
令和5年12月2日(土)から常設展示
※休館日はこちらからご確認ください。
□展示場所
鳥取県立博物館1階 自然展示室 地学 辰巳峠の化石コーナー
□展示資料
辰巳峠植物群
ムカシブナ、ヘイグンイヌシデなどの植物化石
花粉化石(パネル展示)
昆虫化石
アリ科やハエ科など
▼期間限定展示
期間限定でタイプ標本(“新種記載”が行われた論文中で使用された標本)の展示を行います。
□展示期間
令和5年12月2日(土)~
□展示資料
タイプ標本
ホンシュウカエデ、ウエムラカエデ、ヤマナサトウカエデ・イナバムカシアブラゼミ
日本最古のヒラタドロムシ科化石
(ヒメマルヒラタドロムシの比較種)
□入館料
常設展示観覧料180 円( 団体150 円)
※次の方は無料です。
70歳以上、大学生以下、学校教育活動での引率者、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者
□会場
鳥取県立博物館 自然展示室 地学 辰巳峠の化石コーナー
□問い合わせ
鳥取県立博物館 学芸課自然担当(田邊)
TEL.0857-26-8044/FAX.0857-26-8041