令和6年1月に発生した能登半島地震を受けて、鳥取県では、有識者等の意見も聞きながら、大規模地震発生時の複合災害予防の重要性を改めて確認したところです。
地震による建物の出火及び延焼を防止する手段として、地震を感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止める「感震ブレーカー」の有効性が指摘されており、被害の減少並びに県民及び地域の防災力の向上を図るため、鳥取県のHP上に、鳥取県感震ブレーカー普及協議会を常設し、県内市町村や関係団体と連携協力して、感震ブレーカーの普及を進めていくための情報提供を行ってまいります。
●パートナー団体名簿 (pdf:63KB)
感震ブレーカーは、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。
電気工事費(概算)は、下表のとおりです。下表の金額は目安であり、設置する建物等の状況により異なります。
項目 |
分電盤タイプ
(内蔵型)
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分電盤タイプ
(後付型)
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コンセント
タイプ
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簡易タイプ |
電気工事費
(概算)
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約2~3万円 |
1万円程度 |
8千円程度
※工事が必要
な場合
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電気工事
は不要
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機器については、「分電盤タイプ」は(一社)日本配線システム工業会、その他のタイプは(一財)日本消防設備安全センターが性能評価を実施しております。下記のリンクを参考に、設置する機器をご検討ください。
分電盤:(一社)日本配線システム工業会「性能評価ガイドライン対応製品」
その他:(一財)日本消防設備安全センター「消防防災製品等の推奨」