果樹コースでは、学生の中で担当樹種を決め、各々が主体となり栽培管理を行っています。これまでは、2年生2名が中心となり進めていましたが、先日、2年生から1年生への引継ぎがあり、今後は1年生6名が中心になって作業を行っていくことになります。
さて、1年生のデビューは年間作業の中でも最難関「せん定」です。
先週からブドウ、ウメのせん定が始まり、現在は「二十世紀梨」に向かっている最中です。
「うーん・・・」と悩みながら説明する学生たち。分からないところは2年生や職員に聞き、実践を通して少しずつ理解を深めていきました。
「この場合はどうするん?」「こうじゃない?」「いや、こうでしょ。」
なかなか教科書どおりにはいかないものです。ですが、学生同士で言葉を交わしながら進めていく姿も見られました。
他者に教えることで、より自らの知識や技術が定着、向上します。また、他者に分かりやすく伝えるということも勉強になります。1年間、担当者は責任を持ち、主体的に管理を行ってほしいと思います。
↓ブドウのせん定
↓ウメのせん定
↓ナシ(「二十世紀梨」)のせん定
※2枚目の写真:上からほ場を見た時の写真を見て、せん定の方向性を決めている様子
下の写真は、なしっこ館のシンボル「二十世紀梨の巨木」を観察している様子です(11月19日)。樹の大きさ、整然と配置された枝・・・何度見ても圧巻です。
このような樹形を目指し、せん定をしていきましょう!!