青谷上寺地遺跡から出土した弥生時代の犬の骨を、県内外の小学校5年生から高校1年生までの4名と研究しました。
はじめての研究体験となる今回は、前脚の上腕骨(じょうわんこつ)、橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃくこつ)、後脚の大腿骨(だいたいこつ)、脛骨(けいこつ)の大きさを計測し、それをもとに犬のサイズを分類しました。
その結果、青谷上寺地遺跡では、縄文系の小型の犬が多数を占める一方、弥生時代中期以降は大型の渡来系の犬が登場することが分かりました。これは、犬のサイズの変化だけにとどまらず、その背景にある人の流入を知る上でも重要な研究成果です。
この研究成果は、参加した4名の皆さんの分析によって導かれたものです。真剣に取り組んだことが、終わった時の達成感に満ちた顔に表れていました。研究成果をまとめたポスターをガイダンス棟体験学習室に掲示していますので、公園にお越しになった際は是非ご覧ください。
![作業の様子1](/secure/1381578/sagyou1.JPG)
![作業の様子2](/secure/1381578/sagyou2.JPG)
![作業の様子3](/secure/1381578/sagyou3.JPG)
![作業の様子4](/secure/1381578/sagyou4.JPG)
専門家と同じ方法で計測しました
![記念写真](/secure/1381578/kinenshasin.JPG)
研究チームの記念撮影