本日、境漁港に11隻のまき網船(運搬船)が入港していたため、市場調査を行いました。
・水揚げ情報
大中型まき網:4隻、中型まき網:7隻→マイワシ1,666トン
※今年度、最高の水揚量
直近の漁況については、2月中旬頃からマイワシの漁獲が確認されはじめて以降、順調に水揚量が増加している状況です。また、近年の中では来遊時期がやや早い傾向もみられています。(図1)漁場は、隠岐海峡周辺を中心に浜田沖周辺にかけて形成されており、広範囲となっています。漁業者の方にお話をお聞きしたところ、マイワシのまとまった反応があり、集魚する際もうまく集めることができるとのこと。また、船によってはさば類が混ざって入網している状況もみられました。
図1 境漁港におけるまき網漁業のマイワシ日別累積水揚量
※3月の数値は速報値



今回は魚体購入を行いませんでしたが、3月18日に購入した定置網(島根半島)のマイワシの測定結果を以下に示します。

17cm~18cm台の個体が主体で確認され、3月6日に測定したまき網の漁獲物と比較し、やや大型な傾向がみられました。