自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2007年12月17日

その5 めでたく30歳の巻

 中国自然歩道<一向平~川床コース>の途中にある大山滝つり橋が、今年(平成19年)12月でめでたく30歳を迎えました。


加勢蛇川上流からつり橋を見る
大山滝つり橋(加勢蛇川上流から)

 大山滝つり橋は、琴浦町を南北に流れる加勢蛇川にかかるつり橋で、長さ45メートル、幅1メートル、高さは約30メートルあります。

ゆずりあって渡りましょう

←幅は1メートル。ゆずり合って渡りましょう。

下が見えるとちょっとおっかない
↑つり橋の高さは約30メートル。下が見えると、ちょっとおっかない。


 このつり橋ができるまでは、河川敷まで下りて、川にかかる丸太橋を渡っていましたが、大雨の度に橋が流されていたそうです。そこで、「自然歩道の利用者が安全で快適に歩けるように」と、つり橋がつくられることとなり、昭和52年12月に完成しました。
 つり橋を支えているのが、左右に張られている太いワイヤーです。親指くらいの太さのワイヤーが、左右それぞれ4本ずつ束ねられています。これでがっちり橋をつり下げているわけです。

 

親指ぐらいの太さのワイヤー
  つり橋を支えるワイヤー。

 つり橋が誕生してちょうど30年。この間に、何人がこの橋を利用したのでしょう。そしてつり橋は、どんな光景を見てきたのでしょう。

上流の眺め ←つり橋から上流の眺め。
 秋には美しい紅葉が臨めます。


つり橋の看板
↑30歳を迎えたつり橋の看板
注意看板
  解説板や注意看板もあります。
解説板


 さて、東大山の玄関口として登山者から親しまれている一向平も長い冬に入ります。管理棟も来年三月末まで閉鎖されます。登山者の方はくれぐれも気をつけてください。
(12月14日 自然保護監視員:谷口真一)

中部総合事務所環境建築局 2007/12/17 in 国立公園,中国自然歩道



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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