鳥取砂丘のオアシスでカエル又はオタマジャクシが発見されたという情報は数年前からあります。
通年6月頃に見つかるようです。
私も毎日のようにそこへ足を運んできましたが、姿・鳴き声さえきいたことがありませんでした。
今年は空梅雨でオアシスの水が枯れてしまい、とても生物が住めるような環境ではないと思っていました。
ところが昨日の大雨で一夜にしてオアシスが出現するとともに、なんとカエルも出現したのです!
それも一匹だけではありません。なんと6匹もです。ゲロゲロと大合唱までしていました。
カエルはどこにでもいて決して珍しい生き物ではありません。しかしながら砂丘のオアシスにいるということが非常に不思議なことのように思えます。
まずどこで生まれ育ったのか謎です。これまでオアシスでオタマジャクシを見たことがありませんし、水温が30度に達する日があったのでとても生育環境として適していないように思えます。別の場所で育ったカエルがはるばる飛跳ねてやってきたのでしょうか?それとも昨今話題の空からカエルが降ってきた説??実に謎めいています。
しばらく観察していると交尾をしているカエルがいました。そして卵まで発見しました。一夜にして産卵したのでしょうか?これまた謎です。
カエルの種類を鳥取県立博物館の学芸員さんに聞いたところトノサマガエルということでした。
今日ほどカエルに熱中したのは初めてです。今後は卵が孵化するか注目していきます。(松尾レンジャー)
トノサマガエルを発見したオアシス
オアシスでトノサマガエルを発見
観光客の方もカエル出現にビックリ!
トノサマガエル
トノサマガエル
トノサマガエルの交尾
卵を発見!いつオタマジャクシになるのでしょうか?
砂丘事務所 2009/06/23