発掘関連お知らせ

作成日:2010年08月27日
第19回妻木晩田遺跡発掘調査委員会を開催しました。

発掘調査委員会の様子
第19回妻木晩田遺跡発掘調査委員会の様子

 8月25日(水)に、第19回発掘調査委員会(委員長、渡邊貞幸島根大学名誉教授)を開催しました。
 委員会には渡邊委員長のほか、酒井龍一副委員長(奈良大学教授)、高島忠平委員(旭学園理事長)、和田晴吾委員(立命館大学教授)、深澤芳樹委員(奈良文化財研究所都城発掘調査部部長)に出席していただき、今年からはじまった仙谷地区の発掘調査成果を検討しました。
 今年度の調査では、妻木晩田遺跡の墳墓域の実態解明を目的に仙谷地区東側丘陵の調査を行いました。

調査の成果

仙谷地区1区北側丘陵

 丘陵尾根状に、段状地形や墳丘状の高まりを数箇所確認しており、墓域が広がる可能性があり、その確認をするために発掘調査を行なっています。調査の結果、段状地形は自然地形、墳丘状の高まりは古墳か自然地形の可能性が高いことがわかりました。委員会では、段状地形(S3)の地層の堆積状況を確認すること、墳丘状高まり(S6)が人工の構造物かどうか、S7で確認した不整形な形状をした土壙(SK1)が遺構かどうかを確認することなど、ご指導いただきました。

仙谷地区2区東側丘陵

 4号墓東側に平坦地が続くことから、さらに墓域が広がる可能性があり、その確認を行なうため、調査を実施しています。調査の結果、遺構を確認することができず、2区には後期中葉の墳丘墓2基、終末期の墳丘墓1基の合計3基の墳丘墓のみつくられており、さらに東側に墓域が広がらないことが明らかとなりました。

発掘調査委員会資料

報告1 平成22年度調査報告

議事1 平成22年度調査成果

議事2 平成23年度調査計画

議事録

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