このブログでは、日野振興センターの職員が日野郡内の旬な情報、実際体験したことなどをみなさんへお届けしています。
2011年12月28日
これまで、日野ごよみでも「たたら」の話題を何度かご紹介しているので、 日野ごよみ読者の方は奥日野がたたら製鉄で栄えていたことはご存じだと思います。 （ 「日野ごよみ」たたら関係記事→★たたら ） この地域のたたら製鉄は江戸末期から大正にかけてがピークですが、平安時代も盛んだったようです。（実は神話の時代から盛んだったという説もあります。） そのため、奥日野地域のあちらこちらに「たたら場の遺跡」が眠っているのです。 遺跡は、古代のものから近代のものまで。大きなものから小さなものまで、時代もカタチもいろいろです。
★日野町内のとある場所。 今は畑になっていますが、その昔はたたら場のあったところ。 その名残がはっきり、くっきり。 石のようにみえるものは、「かなくそ」。この地でたたら製鉄が行われていた証拠です。 ※かなくそ・・・たたら製鉄の過程で出る不純物。“ノロ”ともいう。 （2011年12月22日アップの「きみは遊星からの物体をみたか。」できみみた探 検隊が収集してきたのも「かなくそ」ですね。） 畑の法面を少し削ると・・・・ ちょっと近づいてみましょう。。。 「かなくそ」が現れました。 日野郡のたたら遺跡の調査は近年やっと始まったばかり。 多くの遺跡の調査は手つかずといったところなんだそうです。 調査が行われるようになれば、あっと驚く大発見なんてのもあったりして・・・・と期待しています。
日野振興局 2011/12/28
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