メタボリックシンドロームについて

メタボリックシンドロームとは?

  メタボリックシンドロームとは、一体どういったものなのでしょうか?

  日本人の三大死因はがん、心臓病、脳卒中ですが、心臓病と脳卒中を合わせた循環器病を引き起こす原因は「動脈硬化」です。「動脈硬化」の危険因子といえばコレステロールが有名ですが、最近の研究では、肥満(特に内臓のまわりに付着した脂肪)がさまざまな生活習慣病を引き起こし、より「動脈硬化」になりやすいことがわかってきました。そのキーワードとなるのが『メタボリックシンドローム』です。



メタボリックシンドロームの診断基準は?


○メタボリックシンドロームは「へその上の周囲径」が基準となります

 

腹囲(へその上の周囲径) → 男性85cm以上、女性90cm以上
(内臓脂肪面積が男女とも100cm²以上に相当)

  ウエスト径の正しい測り方は、へそ周りを測ります。
 ※腰の一番細いところではありません。
 巻き尺は、水平に巻きます。
 両腕は自然に下げ、普通に息をして、息をはき切った時に測ります。

  =メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況= (平成16年国民・栄養調査結果の概要より)

  40~74歳を対象とした場合
 男性の2人に1人、女性の5人に1人はメタボリックシンドロームが強く疑われる又は予備群! 



生活習慣が基本

メタボリックシンドロームは、生活習慣が密接に関係しています。

生活習慣を少し改善するだけで、内臓脂肪を減らし、メタボリックシンドロームを防ぐことができます。

 こんな生活をしていませんか?まずは生活習慣を振り返ってみましょう。

1.食事は満腹になるまで食べる    

2.間食をよく取る             

3.料理に砂糖をよく使う

4.濃い味付けが好き

5.緑黄色野菜をあまり食べない

6.アイスクリームを好んで食べる

7.普段から階段を使うことが少なく、エレベーターなどに乗ってしまう

8.運動の習慣がない

9.ストレス解消にお酒を飲むことが多い

10.たばこを吸っている


※1~6は食習慣、7,8は運動習慣、9,10は嗜好です。 
  当てはまる項目が多い人は要注意!!


メタボリックシンドロームを防ぐ・改善するには?

○食生活の改善と運動習慣の定着により、内臓脂肪を減らすことが必要です。

 「運動」「食事」「禁煙」の生活習慣を振り返り、出来ることから始めましょう!

 運動

●歩くことが第一歩。ウォーキングから始めてみましょう。


 「さあ、運動しよう!」とはいっても、開始することは難しいものです。「歩く」ことは、身近で道具も必要なく、気軽にできます。目標は1日1万歩! (10分間の歩行→約1000歩)まず、心がけからスタートを!

 ・エレベーターやエスカレーターをなるべく使わない。階段を使う。

 ・近くの距離は歩く。

 ・目で見て分かる目標を決める。(可能であれば、万歩計をつけて歩く) など


栄養

●1日3食、規則正しく食べましょう。

 ・単品ではなく、「主食+副菜+主菜」がそろった定食を選択。
 ・揚げ物や脂っこい料理はなるべく避ける。
 ・野菜の多いものを選択する。
 ・腹八分目を守る。
 ・塩分を控える。
 ・カルシウムを多くとる。  など

●適量飲酒を守りましょう! 
・アルコールもエネルギーとなります。飲みすぎやおつまみの食べ過ぎはエネルギーの取り過ぎにつながります。      
 ※適量飲酒を守り、週に2日は休肝日をつくりましょう。


禁煙

※喫煙は、生活習慣病、がんのリスクを高めます!


※受動喫煙により、喫煙者の周りにいる人へも影響を及ぼします。


健診

※体の異常をより早くに知ることができます。

※単一のデータだけではなく、総合判定に注目し、生活習慣の改善や適切な治療を心がけましょう。

問合せ先

中部総合事務所 倉吉保健所 健康支援総務課 健康長寿担当
電話:0858-23-31460858-23-3146
         0858-23-31430858-23-3143
ファクシミリ:0858-23-4803
  

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