１２月に入り、本格的に冬の季節になりました。秋を彩った紅葉は終わりに近づき、山道では紅葉した落ち葉が茶色い絨毯のようになっている所があります。


紅葉した落ち葉が茶色い絨毯のよう


　１１月下旬、三朝町の名勝小鹿渓（おしかけい）の上流にある中津（なかつ）貯水池では、池の対岸の木々が黄色やオレンジ色に紅葉していました。三朝町の中心街から１６Kmの山間集落である中津ではこのような素晴らしい紅葉を見ることができました。


三朝町中津の中津貯水池

　１２月上旬、北栄町の上種（かみだね）にある種ヶ池（たねがいけ）では、色鮮やかな紅葉が目を引きました。紅葉が水面に鏡のように映り、遠くに琴浦町の風車や大山が見えました。普段は何気なく通りすぎてしまう場所でも、秋を感じさせる風景が目を和ませてくれます。


北栄町上種の種ケ池

中津貯水池、種ヶ池の位置

　またこの季節、池や川では冬鳥が北の国から渡来してきています。ホシハジロ、マガモ、キンクロハジロなどの冬鳥の中に、鳥取県の鳥に指定されているオシドリもいます。

　季節は少しずつ移り変わっていきますが、それに伴い動植物は状態を変化させていることを実感します。

　記事内の背景地図等データは、国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものであり、カシミール３Ｄソフトで作成しています。