源太橋 土木学会田中賞授賞

源太橋 土木学会田中賞授賞「拡幅と耐荷性向上による源太橋の再生」

県道猪ノ子国安線に架かる源太橋改修事業が、この度「平成26年度土木学会田中賞」を授賞いたしました。

 

 授賞理由:老朽化した橋梁を経済的にリニューアルし、有効活用を図っており、これらの技術は、今後の橋梁技術の
     発展に大きく寄与するものと考えられること

 

事業概要

事業期間:平成21年度~26年度

総事業費:約15億円

概要:橋長L=358m

      ・拡幅:幅員5.5m→6.5m(路肩部の拡幅)

      ・補修:コンクリートのひび割れ等の補修

      ・補強:上部工の外ケーブル補強、下部工の耐震補強 等

○源太橋(昭和264月竣工)は,千代川を跨ぐ橋長358mRC16径間連続ゲルバー桁橋であり,竣工後60年以上が経過
 
していました。

源太橋の現況幅員は5.5mであり大型車の相互通行が困難であるため,有効幅員を5.5mから6.5mへ拡幅しました。在
 来工法で拡幅すると,死荷重が39%増加し下部工の大掛りな補強が必要となることから、RC吊桁を鋼桁に架け替え,
 さらに橋面工を工夫することで
死荷重の増加を1%未満に抑えました。

大型車両の増加等に対応するため,橋体を外ケーブル等で補強し,設計活荷重をT-9荷重からA活荷重とし耐荷性を向上
 させました。

下部工は,可動と固定の支承条件を入替えることにより,耐震補強量の低減を図りました。

工事内容が多岐にわたる上部工工事では,専門性が異なる3社での異業種JV(乙型)による施工を行いました。

老朽化した橋梁を拡幅し、補修・補強してリニューアルすることで、上下部工の架け替えに比べて費用を約半分に削減
 
しました。

 

土木学会田中賞とは

 「土木学会田中賞」は、昭和41年度より橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して授与されている学会賞です。橋梁に関する技術の進歩、発展に顕著な業績を上げたと認められる者を対象とする「研究業績部門」、土木学会刊行物に発表され、計画、設計、製作・施工、維持管理、考察、歴史などに関連して橋梁工学の発展に大きく貢献したと認められる論文・報告の中から選ばれる「論文部門」、橋梁およびそれに類する構造物の新設または改築で、設計・計画・製作・施工・維持管理などの面においてすぐれた特色を有すると認められるものについて選考される「作品部門」の3部門があり、源太橋は「作品部門」での受賞となりました。

  

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