毎年、国(内閣府)においては、日ごろから防災思想の普及又は防災体制の整備に尽力し、又は災害時における防災活動に顕著な功績のあった個人又は団体を防災功労者として内閣総理大臣が表彰しています。
令和4度は、防災体制の整備に多大な貢献をされたとして、鳥取大学工学部特任教授の柗見吉晴氏が防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞されました。
[受賞者・功績等]
(1)受賞者:柗見 吉晴(鳥取大学工学部特任教授)
(2)受賞区分:防災体制の整備
(功績の概要)
氏は、昭和55年から40年以上、自助共助を基軸とした自律型防災活動の仕組みづくり等を研究し、優れた研究成果を上げている。更に地域住民の防災の取り組みを指導、支援するとともに、県内各地の防災講演会等によって県民及び防災関係者の防災意識・防災知識の普及啓発を進め、鳥取県の地域防災力の向上に長年尽力している。
また、平成25年からは鳥取県防災顧問に就任したほか、鳥取県国土強靭化推進評価会議の会長や鳥取県近未来技術地域実装協議会の会長等を歴任するなど、専門的な立場からハードとソフトの両面に係る防災行政に対して有益な提言を行い、鳥取県の防災対策に大きく貢献をしている。
さらに、平成27年からは国土交通省が主催する斐伊川水系河川整備アドバイザー会議の座長として県域を越えた治水対策についても提言をされるなど、鳥取県を中心に広域での防災体制の構築に多大な貢献をしている。
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