避難所運営ゲーム(HUG)とは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が平成19年に開発したもので、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
※HUG(ハグ)は「H:Hinanjo 避難所、U:Unei 運営、G:Game ゲーム」の頭文字です。
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鳥取県版避難所運営ゲーム(HUG)(以下「鳥取県版HUG」という。)は、静岡県から使用許諾を得て、鳥取県独自の内容に改編して作成したもので、災害の対象を洪水・水害、避難所を公民館とし、イベントカードにあんしんトリピーメールによる情報提供を取り入れたり、避難者の名称を鳥取県内の地名にして親しみやすくするなど、様々な工夫を行っています。
【経緯】
鳥取県では、静岡県が開発した避難所運営ゲーム(HUG)に鳥取の風土に即した要素を取り入れ、多くの県民の方々に避難所生活や避難所運営を自分事として捉え、地域の防災対策の課題を見直してもらうことを目的に作成を計画しました。
鳥取県版HUGの作成に当たっては、若い方々の発想を取り入れるべく鳥取大学の学生防災サークル「鳥大防災Lab.」と連携して令和2年度から議論を開始し、令和3年度より本格的な作業に入り、令和4年度内の完成を目指して作成活動を行ってきたところで、途中、コロナ禍での活動中断等もありましたが、令和5年1月に完成しました。
動画(BSS山陰放送「テレポート山陰」2024年11月20日放送分)
鳥取県版HUGについて、鳥取県危機管理部消防防災課で貸出を行っています。
貸出を希望する場合は、下記の注意事項を必ず了承の上、添付の貸出申込書により鳥取県危機管理局消防防災課に申し込んでください。
【貸出物品(1セット当たり)】
※最大4セットまで貸出可能です。
※1セットで30名程度の実施が可能です。
【貸出要領・申込書等】
【注意事項】
- 申し込みの際は、貸出要領をよく確認の上で事前に下記担当へ電話し、「鳥取県版HUGを借りたい」と伝えてください。
- 申し込み電話の後、指定されたメールアドレス又はFAXに貸出申込書を提出してください。
- 貸出期間は2週間以内となります。(2週間を超える場合は事前に相談してください。)
- 受取・返却方法は「(消防防災課内で)手渡し」と「発送」の2種類があります。
※発送費用は申込者の負担となります。
- 返却の際は、チェックシートで返却物を確認してから返却願います。