防災・危機管理情報


(株)赤碕オート「スモールモビリティのシェアに挑戦」

とっとりSDGs企業認証を令和4年度に取得した「株式会社赤碕オート」の代表取締役 井木 桂太さんにSDGs活動について伺いました。

■株式会社赤碕オート(琴浦町)

活動概要/「ヒトとクルマの笑顔をつくる」を掲げ、カーライフ全般をサポート。移動の自由を実現し、安全・安心・快適な地域社会づくりを目指します。 

事業所外観 代表者

~免許証返納後も活動的に~

 鳥取県東伯郡琴浦町は人口1万6000人ほどの海に面した町です。生活には自家用車が欠かせませんが、高齢化が進み、近い将来、多くの方の運転免許証の返納が予測されます。「車に乗らなくても不便なく日常生活を送るために何ができるか」、まちのクルマ屋として考えています。
 いま構想しているのは、「セニアカー」(電動福祉車両)のようなスモールモビリティを活用したカーシェアリングサービスです。令和5年11月、鳥取県の助成を受けて1カ月間の実証実験を行いました。予約のお客さまのもとへ車両を配送し、乗り終えたら回収します。片道の利用も可能として、町内の多くの事業者や公共施設が、返却用の車両置き場を提供してくださいました。まちの人からは「とても良い取組み。困っていた」「いまは必要ないが、将来助かる」などの声があがりました。参加者の満足度は高いものの、道路の段差への対応など課題も見えました。今後、採算性や利便性などの解決を図ってビジネス化を目指します。自動車を運転しなくなっても積極的に外出して人と出会い、さまざまな体験を楽しんで暮らせたら、まちにとってもきっとプラスだと思います。

実証実験(1) 実証実験(2)
 経理にクラウドシステムを導入し、購入品の入力がレシートの撮影・送信で済むよう、DXも進めています。これにより勤怠もアプリで管理して経理システムと連動させ、残業時間や時間外手当を計算する負担が軽減されました。また、お客さまが相談や来店される際の予約にSNSツールを取り入れました。特に事故対応の際には、お客さまの現在地や現場の様子などを写真で伝えていただけるので、より迅速で適切な対応が可能になり、とても好評いただいています。
 そして、すべてのお客さまにお勧めしているのが「ヨコナガカーライフ」です。これは、きちんとメンテナンスをしながら安全運転で1台に長く乗りましょう、という提案です。縦軸を維持費、横軸を使用年数と想定したとき、ヨコナガのグラフになるのが理想です。メンテナンス不足や危険な運転によって事故や故障が起きると、修理に多額の費用がかかり、自動車の寿命も短くなってタテナガのグラフになります。またヨコナガカーライフで車両価値を残せれば、乗り換えの際も次のオーナーを迎えられます。家計にも、大量消費の社会にもやさしいのです。
 さまざまな提案とホスピタリティ、確かな技術で、これからも赤碕オートはカーライフサポートを通じて環境や地域社会への貢献に取り組んでいきます。

  

最後に本ページの担当課    鳥取県商工労働部商工政策課
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