これまでの経歴
平成31年4月~ 西部総合事務所 米子県土整備局 道路都市課
令和 3年4月~ 県土整備部 鳥取県土整備事務所 計画調査課
令和 6年4月~ 県土整備部 技術企画課
現在の業務内容
建設分野の担い手確保のための魅力発信や、学生や民間就労者の技術力向上、県土木職の技術者の研修業務を担当しています。小学生に土木職に興味を持ってもらうために、現場見学会なども行っています。
鳥取県職員を志望した理由
地元である鳥取県に貢献したいと思い、また大規模な構造物の計画から完成、維持管理まで携わることができる公務員になりたいと思ったからです。学生時代に「地域デザイン」の勉強をしていたため、地域の方の意見を聞きながら事業を進められる県職員に魅力を感じました。
ある一日の業務
午前 課内打合せ、授業資料作成
午後 会議、記録作成
出張のない日はこんな感じです。今の所属では出張も多く、多い時は週に1回出張している時もあります。土木職の人材確保のため、市町村や学校に行ったりもします。
仕事のやりがい
小学生に、楽しみながら建設分野に興味を持ってもらうため、授業の中にクイズや動画を交えるなど工夫をしています。生徒が興味を持って質問をしてくれたり、現場見学での楽しそうな笑顔を見たりするとやりがいを感じます。小学生の皆さんが仕事を選択するのはまだまだ先ですが、その時の選択肢の一つになっていたら嬉しいです。
事務所での業務は、新しい道路の工事や規模の大きな河川改修工事など、地元の方々と関わり合いながら事業を進めます。構造物が完成したときの達成感や、地域に貢献できているというやりがいも感じます。
印象に残っている出来事
道路事業を担当していた時に新しい橋の開通式で司会をし、道路が住民の方に使われ始めるその瞬間に立会ったことはとても印象に残っています。
また、初めて担当した事業では、設計協議や地元説明会など初めてのことばかりでしたが、異動が決まり自治会長へご挨拶に伺った際に「担当があなたで良かった」と言っていただけた時はとても嬉しかったです。
大変だったが取り組んでよかったこと
令和5年8月の災害では、災害調査や、1人で何か所か担当を持って災害査定を受けました。決められたスケジュールのなかで設計を決めたり、工事積算をして国に申請したりするのは大変でしたが、工事完成までの期間が通常の事業に比べると短く、すぐに地域住民のためになっていると感じることができ、達成感のある経験でした。
県職員として働くことの魅力
女性技師としては内業と外業のバランスがちょうどよいと感じています。事務的なこともあれば、現場に出て業者さんと協議をすることもあります。力仕事はほとんどないので、女性も働きやすい職場です。
また、自分が担当して設計した道路や河川の工事が進んでいく様子をみると嬉しいですし、達成感も感じます。
民間や国、市町村との違い
・民間(建設会社等)との違い:公務員は計画~完成・維持管理まで携われます。民間だと、設計のみ、建設のみと分かれているため、一連の流れに携わることができるのは公務員ならではの良さだと感じます。
・国、市町村との違い:国に比べて地域の人々に密着した仕事に携わることができ、市町村に比べて規模の大きな仕事に携わることができる、ちょうど良さが県の魅力です。
・県職員の特徴:様々な分野(道路、河川、港湾、砂防など)に携わることができます。2~3年で全く違う分野に異動するため、特定の分野にだけ携わることはあまりありません。
これからの目標
建設・土木の魅力をたくさんの人に広めて、「なくてはならないもの」ということを知ってもらい、担い手を増やして鳥取県の土木分野を守っていきたいと思っています。
また、今後は後輩もできてくるので、自分も後輩から学びつつしっかり指導し、一緒に業務をしていきたいというのも目標のひとつです。
休日の過ごし方
友人と県内のカフェに行ったり、少し足を延ばして2時間くらいかけて県外に日帰りで旅行に行ったりもします。
好きなアーティストのライブに行くことも楽しみのひとつ。有休も使いやすい環境で、プライベートも充実しています。
県職員を目指す方へのメッセージ
県の土木職は、道路、河川、港湾、砂防などさまざまな分野に携わる仕事で、知識や経験ももちろん大切ですが、入ってからでも他分野についてきちんと学べるよう土木職独自の研修も行っているので、土木について詳しくない人も安心して目指してほしいです。何事にも積極的に意欲を持って取り組める、元気な人を待っています!