防災・危機管理情報


  国立研究開発法人 森林整備・開発機構 森林総合研究所が公立林業試験研究機関の代表的な研究成果を取りまとめた「公立林業試験研究機関研究成果集」(No.22) に、鳥取県林業試験場の特許「有節スギ材の表層圧密技術の開発」が掲載されました。 (令和6年2月1日登録、許第7429920号、発明者:桐林真人、特許権者:鳥取県)

 スギ板材を床・壁の住宅内装材に利用するとき、表面が傷つきやすい問題点があります。
 今回開発した表層圧密化技術は、節のあるスギ板材も加工できるうえ、スギ板材の加工面のみ圧縮するため、圧密率が低い特徴があります。
  これにより、スギ板材の手触りや温かみを残しつつ、ヒノキと同等以上の傷つきにくさを待つことができ、内装材として利用がし易くなります。 
  この技術の普及により、有節材を含むスギA材・B材が、付加価値が高い建築用内装材等として利用拡大され、森林所有者・木材加工事業者の収益性が向上することが期待されます。


公立林業試験研究機関 研究成果集(No.22 2025.3)へのリンク
  https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/rinshikikan.html

  (関連記事:圧密化木材の製造方法について特許を取得しました。)

 

床施工 >>>圧密加工板による床施工(イメージ)

加工の前後>>>圧密加工の前後

(左:加工前、右:加工後)

 
  

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