木材利用研究室桐林上席研究員の「スギ等軟質針葉樹の有節材の表層圧密技術開発」が第24回市川賞を受賞し、令和7年5月29日に東京都で開催された公益社団法人日本木材加工技術協会第15回総会で表彰状が授与されました。
市川賞は、公益社団法人日本木材加工技術協会が、わが国の木材産業の発展に寄与する新しい研究・技術開発の業績に対して授与している賞で、近年の鳥取県内の受賞者が桐林上席研究員で3人目になります。
この試験研究は、従来は特殊な機械や設備が必要であったスギ有節材の圧密加工について、汎用性のある機械での加工技術の開発により、キズのつきやすいスギの内装材等への利用拡大に寄与するものと認められたものです。
スギ有節材の表層圧密技術については、令和6年2月に「圧密化木材の製造方法」の特許を取得後、県内外の企業や事業者等から試験依頼の問い合わせがあり、今後の普及が期待されます。
