突然の心臓停止が起こると、体中や脳に酸素が送られなくなり、何もしないでいると、命が助かる可能性は10分後には10%以下まで低下するといわれています。
しかし、119番通報をしてから救急車が到着するまで、平均で約8分の時間を要します。
命を助けるためには、早い119番通報と、その場に居合わせた人の心肺蘇生法(応急手当)が非常に大切になります。
心臓が停止した直後は、心臓が規則正しく収縮できずにふるえている状態(心室細動)になります。
その震えを、電気ショックを与えることにより正常な状態に戻すことを試みるのがAED(自動体外式除細動器)です。
AEDは、県の施設、各県立学校にも設置されているほか、各市町村などの施設にも設置されています。
各市町村のAED設置箇所は、以下のとおりです。(外部リンク)
○鳥取市 ○米子市 ○倉吉市 ○境港市
○岩美町 ○智頭町 ○八頭町 ○北栄町
○日吉津村
自動体外式除細動器(AED)の使用方法を含む心肺蘇生法などの応急手当の指導者としての応急手当普及員資格を取得するための講習会です。
この資格を取得されると、同じ職場や防災組織の方々に対し、普通救命講習を行うことができます。
鳥取県消防学校のカリキュラムにより、年2回実施します。
※応急手当普及員資格取得には、3日間の受講が必要です。
※受講料は無料ですが、テキスト代は必要です。
※時期、開催場所等は、
鳥取県消防学校に直接お尋ねください。
AEDの使い方を含めた心肺蘇生法(応急手当)の方法などについては、県内各消防局(署)、日本赤十字社鳥取県支部などで実施されています。
大切な人の命を救うため、救命講習を受講しましょう。
一般財団法人日本救急医療財団が作成している「AEDの適正配置に関するガイドライン」には、「可能な限り24時間、誰もが使用できることが望ましい」(p6)と記載されています。
施設が閉鎖されている土日祝日や夜間にも使用できるよう屋外に設置すること等について、施設の利用状況、周辺環境等も踏まえ、検討を行っていただきますようお願いします。
また、AEDケース内に三角巾を入れておくことで、いざという時に倒れている方のプライバシーを守り、使用する方がためらうことなくAEDを使用することもできるほか、負傷個所の止血や固定にも使用できますので、併せてご検討ください。