鳥取県は、県有林を機能別に以下の区分に分けて、その機能・目的に応じた森林管理を行います。
(1)持続的な木材生産を目指す県有林(756ha)
板井原、富沢県有林
(2)海岸防災林等の公益的機能を発揮する県有林(37ha)
鳥取市、米子市、境港市、北栄町の県有海岸林
(3)国立公園内の自然公園的な県有林(217ha)
大山、東大山県有林
(4)主に自然環境の保全を目的とした県有林(11ha)
浜坂、関金、羽衣石県有林
SGECの要求事項として、以下の基準が定められています。
SGEC 『緑の循環』認証会議ホームページ(外部リンク)
基準1:森林資源の維持又は適切な増進とグローバルカーボンサイクルへの貢献及びその適切な維持・増進
基準2:森林生態系の健全性と活力の維持
基準3:森林生産(木材及び非木材)機能の維持及び促進
基準4:森林生態系における生物多様性の維持,保全及び適切な増進
基準5:森林管理における保全機能の維持又は適切な増進(特に土壌と水)
基準6:森林の社会・経済的機能の維持及びその適切な増進
富沢県有林及び板井原県有林に係る令和6年11月12日から令和6年11月11日までの管理計画はリンク先のとおりです。
鳥取県県有林SGEC-FM認証森林管理計画書(pdf:295KB)
SGECでは、要求基準が満たされているか定期的にモニタリング、分析、評価を行い、不具合等があれば是正することが求められます。
鳥取県は内部監査等を実施するなどして、継続的な改善に努めています。
○令和4年度監査の概要
【内部監査】
実施日 令和4年12月2日
指摘事項 特になし
【マネジメントレビュー】
実施日:令和4年12月7日
指摘事項:定期審査の結果を踏まえ、以下の点を改善すること。
(1)計画量と実施量をモニタリングすること。
(2)SGEC規格の更新に伴い、県の各種方針や基準の見直しを検討すること。
改善状況:
(1)計画量と実施量の整理表を作成した。
(2)方針や基準等に変更が必要ないか確認を行った。
○令和5年度監査の概要
【内部監査】
実施日:令和5年11月15日
指摘事項:特になし
【マネジメントレビュー】
実施日:令和6年3月28日
指摘事項:
(1)施業後の施業現場モニタリング実施状況が確認できない箇所がある。
(2)施業前に「川・沢の有無」にチェックが入っていたが、施業中、施業後のモニタリングがなされていなかった。
改善状況:
(1)施業後の施業現場モニタリングを実施した。
(2)作業種によらず、影響を確認するよう指導を行った。