本日の鳥取砂丘は朝から気温が上昇し、体感温度は何度か、わからないくらい暑かったです!皆さんが歩くところは、砂がかき混ざるので夏の暑い日でも50~55度位までしたが、今日は58度もありました。
今日・・、この熱い砂の上を自由に歩けるのは、砂丘の忍者の異名をもつ、この「カワラハンミョウ」だけでした。
でも皆さん汗をかきながら歩いていますよ。
午後もさらに強い日差しが照りつけています。私は汗かきの方なので、汗をかかない人がうらやましいです。でも汗が出るのは、身体の冷却装置みたいなものだと考えて上手につきあっていこうと思います!
今年の鳥取砂丘は、くれぐれも!熱中症にかからないよう皆さん気をつけましょう~!
~青レンジャー~
砂丘事務所 2012/07/30
鳥取砂丘のオアシスの中央付近には川が流れていますが、これが「尻無川」です。
この川の水源は湧水で、砂丘に降った雨が集まって流れ出るものと考えられています。
流れ出た湧水は、下流の馬の背斜面下に池が造られますが11月~6月の期間で、夏から秋は干上がり、流れ出た湧水は再び砂丘へと浸透してゆきます。
ところが、今年の夏は異常(?)で湧水量が少なく川の長さが異常に短くなっています。
本日と、昨年の同日の写真を掲載しますのでご確認下さい。
本日の尻無川
昨年の同日の尻無川、川は長く池も残っています。
雨量を調査したところ、大きな差が見られました。
4月~7月の雨量(鳥取気象台発表)
2011年 756.0mm
2012年 409.0mm
(但し、2012年は7月28日までのデータです)
前年比 54.1%の少ない雨量が要因と考えられ、池が干上がった時期も早くなっていました。
この様に、雨の量 と オアシス(尻無川/池)には関連性のある事が実証されたと考えます。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/07/29
先日からハマゴウの花を紹介していますが、ハマゴウの花の見られる場所で私の薦めなのはここです。
ハマゴウの花のバックには馬の背。
オアシスから150メートルくらい西に行ったところですので、ちょっとだけ足を伸ばせばこの様な景色が見られます。
ちょっとアップにしてみました。
ちょうど写真を撮っているときに観光客の方が通りかかり、「なんか花が咲いている」との声。
ハマゴウを説明したところ、大変喜んでいただき、熱心に、花を観察され、写真を撮っておられました。
もちろん、ハマゴウの花の香りも楽しんでいただきました。
みなさんも自分の目と鼻で、ハマゴウの花を楽しんでみてください。
☆オレンジレンジャー☆
砂丘事務所 2012/07/27
本日の鳥取砂丘も暑くなっています!午前11時頃には、砂上の温度は55度位の所もあり、裸足やサンダルでは熱くて歩きにくいので気をつけてください。サンダルでも靴下の履けるものなら歩けます。熱中症にならないよう、日傘や帽子は必要です。
ラクダさんでも水分補給をしていますよ!
砂丘のオアシスもすっかり干上がっていて、湧き水の尻無川(しりなしがわ)も、水が少なくだんだんと川の長さが短くなっています。
梅雨時のオアシスにいた「トノサマガエル」「アマガエル」は、今 どうしているのでしょう?
仲間のレンジャーによると、トノサマガエルは火山灰露出地の辺りで見かけたとの情報が何件かあり、私も2年位前にその周辺で発見したので、どうやらここで真夏や冬を過ごしている可能性もあると思います。と言うことは年中砂丘の中に住んでいる?仮説ですが。
アマガエルは尻無川の周辺の緑地、コウボウシバの中にまだいるようです。
さて、これから見頃のハマゴウの花ですが、青紫色がさらに鮮やかになっています。
「真夏の砂丘」 じっと暑さに耐えている生き物と、今が最中で活躍しているもの。どちらも、たくましい生命力に頭がさがります。
~青レンジャー~
砂丘事務所 2012/07/25
本日の鳥取砂丘は朝から夏らしい天候で、暑かった!それでも馬の背頂上は北からの冷風がよく吹き、てっぺんは最高でした。夏休みに入り、多くの家族連れでにぎわっています。海も青色、、海岸へ行く人も増えています。
さて、海側の斜面は急斜面です。元気な子供達でも登るのは一苦労です。
競争するのもいいですが疲れたら一休みするのが一番です。マイペースで登ってね!
この時期、砂丘内で咲く花の一つに、この「ハマゴウ」があります。先週末頃から開花が始まり、これからが見頃となります。砂丘では唯一の匍匐性木本(ほふくせいもくほん)植物です。わかりやすく言うと、茎が地面を這うように広がる木です。
そして、真夏に青紫色の花が咲き、秋には香りの強い実をつけます。今は、その実が無くても、人差し指と親指で葉っぱをこするとミントのような香りも楽しめます。暑さの中、葉の臭いをかぐと、あぁ~っ・・・気分が少し生き返るようです。
さて暑いのは砂丘だけではありません!
鳥取砂丘ジオパークセンターの中に設置されている、「砂絵作りコーナー」には、連日多くの親子が砂絵に熱中しています。
皆さん、砂丘の記念にと一生懸命に熱心に手の込んだすばらし砂絵を作られています。特にお父さん、お母さんの作品は見事なものです。
冷房の効いた部屋がすぐ側にあるのですが、子供達は集中していて声も掛けにくい雰囲気がただよっています。
鳥取砂丘に来た時、思い出となる宝物がまた一つ☆出来ましたね!
また、お会い出るのを楽しみにしています。
~青レンジャー~
砂丘事務所 2012/07/22