平成27年4月16日(木)、民俗部会は、鳥取市気高町逢坂の溜池「大堤」で実施するうぐい突き(※詳細はリンク先参照)に関する追加調査を実施しました。
この日は、秋のうぐい突きに備えて大堤の鯉を増やすために、うぐい突き保存会と逢坂小学校児童が共に鯉約50匹を放流しました。これは小学生には地元の伝統行事に参加することで、次世代に伝えようとする取り組みでもあります。
放流する鯉は、地元の方が昨年うぐい突きでとれた鯉を池で育てたものだそうです。秋に大きくなった鯉をうぐいで捕まえられるよう願いながら放流しました。
また、鯉の放流後、子どもたちに郷土の文化であり暮らしを支えている大堤を美しくするために土手に芝桜を植える活動も行いました。子どもたちが郷土愛を培って文化を担ってくれることを期待します。
(写真1)児童に大堤とうぐい突きについて説明するうぐい突き保存会の谷尾さん
(写真2)放流される大きな鯉
(写真3)放流する鯉の稚魚
(写真4)水槽の鯉を捕まえようする児童たち
(写真5)30センチメートルほどの鯉を放流する児童
(写真6)元気よくはねる鯉
(写真7)芝桜の苗を植える児童
(写真8)大堤土手に以前に植えられた満開の芝桜
県史編さん室