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2025年1月30日
1月25日(土)午後2時から4時過ぎまで、鳥取市歴史博物館において、1月例会を開催しました。
最初に、参加者の方から、「島根県の軍政レポート」を翻訳し、今後これをどう活用するか検討しているとの報告がありました。
軍政レポートの特定のANNEX(添付資料)だけや部分的な抄訳ではなく、全訳しようとしているのは、全国でも鳥取県と島根県のレポートだけとのことであり、大変貴重な取組と言えます。
次に、前回の会で出ていた「統制会の概要や公定価格が柔軟性を失わせているとはどういうことか」「木炭はそんなに重要なものだったのか」といった疑問点について、澤田晶子調査委員から調査内容の報告がありました。また、「戦後の中学・高校の変遷」について、「鳥取市立西中学校は市立高女の校舎を一部使用して創設され、鳥取市立北中学校は、久松小学校高等科校舎を転用し創設された」こと等の報告がありました。会員の方からも、米穀通帳の記憶や在籍した鳥取北中の校舎の記憶等について話がありました。
(写真1)県内の高校の変遷について議論する参加者
(写真2)占領軍の家族用住宅の解説
今回の軍政部活動報告書の解読では、前回に引き続き昭和24年2月分を行い、「教員の現職教育」「社会教育」「高等教育」「徴税」「供出」といった項目を解読しました。
来年度の夏には昨年度の秋以来となる報告会を開催する予定であり、会では、引き続き報告書の解読を進めていきたいと思います。
公文書館 2025/01/30
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