活動日誌

  

2018年7月19日

公文書館では「地域歴史資料所在調査」を行っています。

 鳥取県内各地の旧家に保管されている古文書が、所蔵者の世代交代や核家族化の進展、転居・改築等で近年急速に失われています。  
 公文書館では地域歴史資料所在調査として、これら貴重な歴史資料を確実に後世に残していくために、市町村や歴史研究者と協力しつつ、所在情報の収集を行っています。まず現地調査を行って資料の所在状況・保管状況を確認し、その成果は市町村とも共有し、災害時における文書救援や資料保存等に活用します。  
 平成30年6月中旬には、県内某神社にて現地調査(所在調査)を実施し、未紹介史料を多く含む史料群であることを確認し、社務所に保管されていた段ボール1箱分の古文書を借用、公文書館職員等が公文書館において、史料カード作成・写真撮影・目録作成等の詳細調査を行いました。

写真1
(写真1)古文書の内容等を史料カードに記入する様子


写真2
(写真2)古文書を撮影する様子

公文書館

公文書館 2018/07/19 in 県史編さん室,調査

2018年7月13日

「おうちだにアカデミー」で県史編さん室職員が講演しました。

 鳥取の歴史に関する最新の調査・研究成果を紹介する郷土講座「おうちだにアカデミー」(鳥取市歴史博物館主催)にて県史編さん室の職員2名が講演しました。

写真1
(写真1)5月26日(土)午後2時~3時 西村芳将「鳥取大火後の防火建築帯について」

資料鳥取大火後の防火建築帯について(pdf形式、3608KB)


写真2
(写真2)6月23日(土)午後2時~3時 八幡一寛「近世因幡地域の神社と神職について」

県史編さん室

公文書館 2018/07/13 in 県史編さん室,講座などのイベント

2018年7月10日

平成30年度 第1回 民俗部会を開催しました。

 平成30年7月9日(月)、平成30年度 第1回 民俗部会を開催しました。  
 会議では、平成29年度事業の実施結果について報告し、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史 民俗2 民具編』の編集スケジュール及び内容、編さん事業終了後の取り組みなどについて協議しました。

民俗部会での協議の様子の写真
民俗部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2018/07/10 in 会議など,県史編さん室

2018年6月25日

平成30年度 第1回 近世部会を開催しました。

 平成30年6月13日(水)、平成30年度 第1回 近世部会を開催しました。  
 会議では、平成29年度事業の実施結果について報告し、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史 資料編 近世6 因府歴年大雑集』、ブックレットの編集スケジュール、方針について協議しました。  
 また、
部会終了後、資料編掲載資料の検討会を実施しました。

近世部会での協議の様子の写真
近世部会での協議の様子


県史編さん室

公文書館 2018/06/25 in 会議など,県史編さん室

2018年5月24日

平成30年度 第1回 考古部会を開催しました。

 平成30年5月18日(金)、平成30年度 第1回考古部会を開催しました。  
 会議では、平成29年度事業の実施結果を報告し、『新鳥取県史 資料編 考古2 古墳時代』の編さんや、刊行事業終了後の取り組みなどについて協議しました。

考古部会での協議の様子の写真
考古部会での協議の様子

県史編さん室

公文書館 2018/05/24 in 会議など,県史編さん室

2018年5月17日

平成30年度 第1回「占領期の鳥取を学ぶ会」を開催しました。

 GHQ鳥取軍政部活動報告の解読を進める「占領期の鳥取を学ぶ会」の第1回目を5月12日(土)、鳥取市歴史博物館で開催しました。  
 1947年5月分の月例報告のうち、本文・別添A(政治行政)・B1(公衆衛生)・E(教育)について高校生3名を含む19名が、英文の読解に取り組みました。  
 次回は6月9日(土)、1947年6月分を読みます。なお、参加は随時受け付けています。  
 希望される方には英文をお送りしますので、県史編さん室西村までご連絡ください。

占領期の鳥取を学ぶ会の写真
占領期の鳥取を学ぶ会(5月12日)

県史編さん室

公文書館 2018/05/17 in 県史編さん室,講座などのイベント

2018年4月25日

「県史刊行物編集技術向上のための研修会」を開催しました。

 平成30年4月24日、鳥取県立公文書館会議室にて、「刊行物編集技術向上に関する研修会」を開催しました。  
 DTPソフトは、従来、出版社や印刷業者が行っていた組版や製版といった工程を代替できるアプリケーションです。公文書館では、編集作業の効率化のために可能なものについては、データを印刷所にそのまま渡せば印刷ができる状態に近づけています。  
 そのため東京からお越しいただいた、まきのゆみ講師に、公文書館が実際に編集作業を行っている刊行物に沿ってDTPソフトによる横組、縦組の組版、表作成、画像の挿入方法などについて講義、指導をいただきました。

写真1
(写真1)講義を行う、まきの講師


写真2
(写真2)編集作業を実践する受講者

県史編さん室

公文書館 2018/04/25 in 県史編さん室

2018年3月26日

平成29年度 第3回 新鳥取県史編さん委員会を開催しました。

 平成30年3月23日(金)、第3回新鳥取県史編さん委員会を開催しました。  
 公文書館会議室で行われた委員会には、8名の委員に御出席いただき、平成29年度の各部会事業の進捗状況などについて報告を行った後、県史刊行終了後に必要な後継事業の基本的な考え方や体制について協議しました。  
 また委員会終了後には、平成29年度に実施した古墳の航空レーザー測量の成果物を委員の方々に確認していただきました。

写真1
(写真1)編さん委員会での協議の様子


写真2
(写真2)古墳航空レーザー測量の成果物を確認する委員

県史編さん室

公文書館 2018/03/26 in 会議など,県史編さん室

2018年3月15日

「占領期の鳥取を学ぶ会 29年度活動報告会」を開催しました。

 平成30年3月3日(土)鳥取市歴史博物館で「占領期の鳥取を学ぶ会 29年度活動報告会」を開催しました。
 当日は計9回行った学ぶ会の活動報告のあと、西村が「GHQ鳥取軍政部の組織と人事」というテーマで軍政レポート執筆者一覧と県内占領軍の電話回線図を元に解説を行いました。  
 鳥取市歴史博物館横山展宏学芸員は、同館所蔵資料中の進駐軍の記事を写真で紹介し、特に当時の「鳥取市報」に掲載される進駐軍からの呼びかけはGHQの市民生活への関与を実感させるものでした。
 また、翻訳者の澤田晶子さんの「解読と読解のコツ」は、掠れた英文タイプの資料に向き合い格闘した翻訳者の立場から、辞書・WEBなどを駆使した解読手法と、関係新聞記事を用いた読解手法を説いたもので、1946年9月16日付英文レポートの事例を画面に引用しながらの説明は、英語そのものに関心のある参加者の興味を惹くものでした。  
 質疑応答のあと西村から、「webで閲覧できる英連邦軍関係写真」を紹介、また解読参加者の上田勝利さんと澤田海宏さんが鳥取大火の米軍救援物資レーションの現物を紹介されました。  
 占領期の鳥取を学ぶ会は、30年度も月1回のペースで行う予定です。日程など詳細がきまりましたら本ページでもご案内します。

澤田さん説明の様子の写真
英文の「解読」と「読解」のコツを説明する澤田さん

公文書館 2018/03/15 in 県史編さん室,講座などのイベント

2018年2月1日

新鳥取県史講演会「鳥取招魂社の成立」を開催しました。

 平成30年1月27日(土)、鳥取市歴史博物館で『新鳥取県史資料編 近代6 軍事・兵事』の掲載資料ほかを解説する講演会「鳥取招魂社の成立」を開催しました。   
 講師の岸本覚近代部会長(鳥取大学地域学部教授)からは、古海河原での招魂祭に始まり、浜坂・西町・上町と移転していくなかで次第に成立していった鳥取招魂社の姿を、豊富な資料と写真でわかりやすく紹介していただきました。  
 参加者からは、招魂社の確立に尽力した人物、忠魂碑や在郷軍人会と招魂社の関係、因伯雲石隠五か国の西南戦争戦死者の合祀の経緯、明治期の官軍の再編成と招魂社の関係など質問が相次ぎました。
 会場となった鳥取市歴史博物館ではちょうど3月25日まで、初公開となる西郷隆盛の書状を含む館蔵品展が開催中ということもあり、来場者は講演会とあわせて幕末から明治にかけての鳥取に思いをはせました。

会場の様子の写真
会場の様子


 なお、本講演会で取り上げられた「鳥取県護国神社資料」を収録する『新鳥取県史資料編 近代6 軍事・兵事』は、当館ほかで販売しております。
県史編さん室

公文書館 2018/02/01 in 県史編さん室,講座などのイベント

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