令和2年9月27日(日)に古代山陰道現地説明会を開催しました。当日は心配していた天候も次第に回復し、地元の青谷町の方をはじめ89名もの方に参加いただきました。コロナウイルス感染拡大防止のため、解説時間を10回に分けて行い、国内初の発見となったつづら折りの道路遺構を少人数でじっくりご覧いただきました。
参加いただいた方からは「古代山陰道がどのように険しい山を乗り越えたかが分かった。」「つづら折りの道路を馬に乗り往来していたのを想像し、古代の人々の苦労が垣間見えた。」「さらに東側の旧気高町域や青谷西側のルートもぜひ調査してほしい。」などの感想や要望をいただきました。
今年度の発掘調査は間もなく終了しますが、今後も調査成果の取りまとめを行うなどして、遺跡の価値を引き続き皆様にお伝えしていきたいと思います。
古道に沿って残る古代道路の痕跡部分で道路側溝が見つかった様子をご覧いただきました。
現地形に残るつづら折りの古道を歩いて、気分はもう古代人?
絵巻物に描かれたつづら折りの道をパネルで紹介しながら、古代道路を想像していただきました。
当日の現地説明会資料はこちら⇒現地説明会資料