埋蔵文化財センターは、展示室のほかに入口を入ってすぐの1階ロビーにも展示ケースを置いて資料を展示しています。(令和2年5月27日時点)
先日、御紹介した発掘調査速報展示の隣のケースには、鳥取西道路の建設に伴う発掘調査で出土した数々の出土品から、重要な資料をよりすぐって展示しています。
例えば・・・
・青谷横木遺跡の漆塗弓(縄文時代):樹皮を巻いて漆を塗った飾り弓
・乙亥正屋敷廻遺跡の八禽鏡(弥生時代):意図的に割ってさらに小孔を穿った中国鏡
・松原田中遺跡の木製匙(古墳時代):木を精巧に削り出した匙
・高住牛輪谷遺跡の銅鈴(古墳時代):当時の姿をよく残す八角形の鈴
・下坂本清合遺跡の埋蔵銭(室町時代):備前焼の壺に納められた銭15,524枚
(※壺に入った状況はレプリカ) などなど
いずれも、県内でも類例の少ない、「名品」です。是非、御覧ください。

[令和2年5月掲載]