本日は境港の市場調査に伺いました。
この日は県漁協境港支所所属の沖底船2隻と網代支所所属の沖底船2隻の水揚げがあり、松葉がに2300枚、マダラ950箱、ソウハチ260箱、マフグ140箱、ニギス100箱、活締めマダイ、ノドグロ等の水揚げがありました。




松葉がには小型のサイズ(10立、15立、20立:甲幅10.5~12cm)が水揚げの主体でした。数は少ないながらも大型サイズも水揚げされていました。

(昨日は田後船4隻の水揚げがあったようで、そちらの松葉がには大型サイズが多かったようです。漁場の違いによるものかもしれませんが詳細はわかりません。)
松葉がにの測定をしていたら、仲買業者の方が最近のカニの資源状況等について危機感を持たれているようで、色々とご意見を頂きました。内容を一部紹介します。
「今期の松葉がにはサイズが小型のものが多く、ここ近年、水揚げされる量も低迷しているいることから、仕入れて販売する側としても儲けが減るので困っている」
「仕入れ側としては需要が高い、大型の松葉がにが欲しい。大型の松葉がにを増やすために必要な資源管理で水揚げが一時的に減るのは、我慢できる。漁業者側も先を見据えてカニの資源管理に取り組んで欲しい」
普段は漁業者側からお話を聞くことが多いですが、今回のような仕入、販売する側のご意見もとても参考になります。今後も市場関係の方々から沢山お話を聞かせてもらえたらと思ったところです。
沿岸もののセリ場は時化の影響で水揚げは少なめでした。



淀江の釣りのサワラ、美保関の釣りのサワラ、美保関の定置のアジ、隠岐の島の養殖ワカメ等が水揚げされていました。