青谷上寺地遺跡から出土した重要文化財14点について、破片を接合するなどの修理を実施しました。
写真1は農具の横鍬です。修理前は3片に分かれていましたが、破片を接合するとともに、一部を樹脂で補填しました。
写真2は鉄斧の柄です。2片に分かれひび割れを生じていましたが、接合してヒビに樹脂を入れました。また端に残っていた素材の樹皮がはがれないように隙間に樹脂を注入しました。
このような修理によって、将来にわたって適切に保管・活用できる状態になりました。

写真1 横鍬(左:修理前、右:修理後)


写真2 斧柄(上:修理前、下:修理後)