平成29年度県庁カイゼン発表会

平成29年12月22日（金）午後1時30分から4時10分まで

　鳥取県庁では、全職員が一丸となってカイゼン活動に取り組んでおり、各所属が取り組む業務改善等の事例を全庁で認め合い、その成果を横展開することを目的として、平成22年度から「鳥取県庁カイゼン発表会」を開催しています。
　今回の発表会では、各部局から推薦のあった７事例を各所属が発表し、カイゼン大賞（金賞、銀賞及び銅賞）の受賞所属を決定しました。
　なお、カイゼン大賞（金賞）を受賞した西部総合事務所日野振興センター日野県土整備局維持管理課は、県代表として第12回全国都市改善改革実践事例発表会（山形県酒田市）へ出場しました。

県立図書館　大研修室（鳥取市尚徳町101）

カイゼン大賞　金賞

• 道路損傷の復旧業務のカイゼン（西部総合事務所日野振興センター日野県土整備局維持管理課）

カイゼン内容	データベースの構築により道路損傷復旧業務や事故情報照会業務の情報を迅速に共有するとともに、業務進捗管理ができるデータベースを横展開 紙文書で管理していた業務を電子化（データベース構築）することにより、所属内での情報共有と進捗管理を実施
カイゼン効果	迅速な情報共有と進捗管理が可能となり、道路損傷復旧業務における年間４００時間の作業時間と１０，０００時間の待ち時間の削減 業務改善活動の成功体験により、新たな業務改善に取り組む機運が生まれ、進捗管理できるデータベースを他業務に横展開

カイゼン大賞　銀賞

• わかりやすい会計制度を目指して（会計管理者） 

カイゼン内容	会計事務に関する各種の通知やデータベースを統合し会計事務の効率化を図るとともに、会計事務（支出事務や物品事務）を適正化 通知やデータベースの整理・統合、入力マニュアルの整備など、使う側の視点に立ち、利便性、効率性の向上を目指したカイゼンを実行
カイゼン効果	会計の各種通知・データベースを統廃合し、根拠条文や運用方針が即座に検索できるようになり、会計事務の効率化につながった。 職員のミスや作業負担が減り、結果として会計管理者職員の作業負担も減少（WinWinの関係）

カイゼン大賞　銅賞

• 障がい者手帳等交付事務の効率化（福祉保健部東部福祉保健事務所障がい者支援課）

カイゼン内容	身体障害者手帳の交付における審査方法や自立支援医療受給者証等の交付内容の確認方法を見直し 所属のマネジメントにより職員全員で協力する体制をつくり、チームの力で積極的に業務を改善 業務に必要な情報のみにポイントを絞り、事務を効率化
カイゼン効果	精神障害者保健福祉手帳等の交付事務では、システム入力を複数者で行いムダな作業を減らすことにより、年間２８８時間の時間短縮即 療育手帳（知的障がい）の再判定交付事務では、再判定検査直後に即協議・即決裁を行うことにより、療育手帳を申請者に即日交付を実施

その他の発表

　

• 埋蔵文化財センターと連携し新技術を活用した古墳測量業務（総務部公文書館）

カイゼン内容	古墳測量を地上測量から航空レーザー測量に変更することで、地権者交渉や測量前の下草刈り等の業務負担を軽減
カイゼン効果	新技術を活用し、今までと全く異なる方法（レーザー測量）で、業務時間とコストを縮減

 

• 保安林許認可事務の効率化（西部総合事務所農林局農林業振興課）

カイゼン内容	許認可業務の業務フロー図を作成、職場内で情報共有することで、現場業務で不在にする職員に代わって窓口相談に対応
カイゼン効果	所属一丸となり、業務のフロー図とチェックリストを作成し、相談窓口のサービスを向上

• 高校生等奨学給付金の早期給付に向けたカイゼン（教育委員会事務局人権教育課）

カイゼン内容	申請者や学校担当者がセルフチェックできるようチェックリストを作成し、申請に係るミスの量を減らすことにより、審査業務の負担を軽減するとともに、申請者への給付時期を前倒し
カイゼン効果	申請書の記入例とチェックリストを結合させることによって、申請者とのやりとりを効率化

• 海外事務所との電話会議による時間短縮及び迅速な情報共有（商工労働部通商物流課）

カイゼン内容	海外事務所との協議をテレビ会議により行うことで、関係者間の調整を時間短縮し、情報共有を徹底
カイゼン効果	無料アプリを利用し、海外との連絡・調整の情報共有を徹底