田んぼダムモデルほ場実証研修

 流域内のあらゆる地域資源を活用し、治水対策を実施することで貯留効果を発揮する「流域治水」の取組みが進みつつある中、「田んぼ」や「ため池」といった農業農村が持つ多面的機能(貯留機能)に期待が高まっています。
 田んぼの貯留機能を活用した「田んぼダム」について、地域全体の取組を一層推進するため、その効果を見える化したモデルほ場で実証研修会を開催しています。

(実施期間:令和4年度~令和5年度)

  

【お知らせ】田んぼダムモデルほ場実証研修を開催します。(令和5年6月23日)

 昨年度に引き続き、今年度も田んぼダムモデルほ場実証研修を開催します。農家の方、非農家の方、どなたでも参加可能ですので、是非ご参加ください。

 

日時:第1回 令和5年6月23日(金) 午後1時30分~2時30分

場所:鳥取県農業試験場(鳥取市橋本)

 

※参加を希望される場合は、開催案内チラシをご確認のうえ、申し込みをお願いします。

(電話での申し込みもお受けいたします。当日の飛び込み参加も可能です。)

※当日の午前10時以降に鳥取市北部に大雨、洪水、暴風いずれかの警報が発令されている場合は安全確保のため中止します。

 

開催案内チラシ(田んぼダムモデルほ場研修) (pdf:2001KB) 

 

 農地・農業用水路等の保全管理や農業農村の整備、各種取組、イベント等について随時情報発信しています。ぜひご覧ください。

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令和4年度 田んぼダムの実施における水稲への影響調査結果について

 田んぼダムの実施に当たり、異常湛水により生じる畦畔崩壊や生育不良といった営農への影響を不安視される意見が一定数あったことから、安心して取り組んでいただくために、モデルほ場において豪雨を想定した湛水を再現し、農地や水稲の生育へ及ぼす影響を調査しました。

 令和4年度の調査結果としては、田んぼダムの実施が農地や水稲の生育収量へ及ぼす影響は少ないと判断されました。令和5年度も引き続き調査を行う予定です。

令和4年度田んぼダムの実施における水稲への影響調査 (pdf:694KB)

令和4年度 田んぼダムモデルほ場実証研修の実施概要

1 実施日及び参加者

研修

実施日(令和4年)

農家

非農家

第1回

6月17日

 24名

 60名

 84名

第2回

9月16日

 38名

 24名

 62名

第3回

10月6日

 44名

 17名

 61名

第4回

10月27日

 38名

 16名

 54名

 

144名

117名

261名

※非農家には各種メディア取材を含む(NHK、日本海テレビ、日本海ケーブルネットワーク、いなばぴょんぴょんネット、読売新聞、日本海新聞、日本農業新聞)

※上表以外に、メディア等を通じて本研修に興味をもった他県行政職員等から視察や問い合わせが多数あり(国土交通省、農林水産省、山形県、群馬県、千葉県、島根県、広島県、熊本県、新潟大学)

2 場所

鳥取県農業試験場に設置したモデルほ場(鳥取市橋本)

3 研修内容 

 (1)田んぼダム実施区画・未実施区画の貯留効果の比較

 (2)落水口の違いによる田んぼダムの具体的な取組み手法の紹介

 (3)ジオラマ模型を使用した流域治水の実演 

4 参加者の反応 

 (1)アンケート結果 

・「田んぼダム」の効果や実施方法等を知ることができましたか。 わかった 97%

・「田んぼダム」は有効だと感じ、その効果に期待しますか。   期待する 91%

 (2)意見・感想 

・貯水をするのが簡単で、これは真似しないといけないなと思う。

・田んぼダム実施後に稲の生育がどうなるか心配。

・来年からの取り組みに向けて、合意形成を図っていきたい。

実証研修の様子

ジオラマ模型

  

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