- 学校支援アドバイザーは学校経営全般に関する支援を担当しており、本年度は、新任管理職に向けた訪問型支援、若手教員支援等を行っています。
【新任管理職訪問型支援】
12月期までの訪問では、人材育成や授業改善、組織づくりに関する協議が上位を占めました。
たくさんの学校で、学級経営や学習指導に悩む教員を他校の同学年担任のもとに派遣して研修したり、ベテラン教員をサポートにつけて責任ある分掌を任せたりして、人材育成に努めておられます。
授業改善では、チーム担任制や縦持ちなどの様子を視察し、指導力向上に向けて実施を検討されている学校や、GIGA端末を活用して他者参照、相互参照、共同編集などに取り組み、子どもを主語にした学びへの転換を図ろうとされている学校がありました。
多くの学校で、全職員で課題解決に取り組む体制ができており、学校課題を自分事とする組織づくりにつながっていると感じます。
【若手教員支援】
研修や学校訪問の機会を活用して、勤務や健康状態に関する把握とアドバイスを行っています。また、若手教員アンケートをもとに、心の教育相談員と連携した支援や継続的な見守りを行います。
本県採用者は年々県外出身者が増加する傾向にあり、課題やトラブルを一人で抱え込みがちな状況にあるともいえます。引き続き、学校全体で若手教員の困り感の理解や、協働的な職場づくりを意識していただきますようお願いします。
- 心の健康相談員は、初任・2年目・3年目を中心とした若手教員の心の健康サポートに当たっています。基本研修に出向き、若手教員と話す中で日頃の悩みなどを聞いてきました。また、東・中・西部各地域に出向き、個別に相談を受けてきました。