生成AIの利活用について
~人間中心の活用と児童生徒の情報活用能力の強化~
(1)学校現場における人間中心の生成AIの利活用
・生成AIは有用な道具だが、出力は「参考の一つ」であり、最終判断と責任は人間が持つ。
・学習への活用は教育目的の達成が前提であり、使用自体が目的になってはならない。
(2)生成AIの存在を踏まえた情報活用能力の育成強化
・生成AIの理解、近い将来使いこなすための力を、各教科の中で意識的に育成する。
・社会でのAI普及を見据え、発達の段階等を踏まえつつ、情報モラルを含む情報活用能力の育成を充実させる。
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生成AIの具体的な活用例
・各種文書のたたき台作成、校正、要約
・英会話の相手、より自然な表現への改善
・アイディア出しや発想の補助
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生成AIは「答えを求める」ものではなく、新たな視点や発想を得ることで自ら考えを作り出したり、機械に
任せられる部分は任せて、自ら最終判断を行ったりするものです。
また、将来的に、誰もが活用する技術として、
児童生徒の情報活用能力を育成し、よりよい使い方を学ばせていく必要があります。
県立学校での活用方針
文部科学省ガイドライン及び令和6年6月の県庁ガイドライン「人間主導AI(えぇ愛)ガイドライン」を踏まえ、
・校務・学習での活用促進:業務効率化や学びの質の向上が期待できる。最終判断は必ず人間が行い、適切性を確認できる範囲で活用する。
・教職員の理解促進:まず校務で活用し、利便性やリスクを把握した上で、児童生徒の学びに応用する。