令和6年度 鳥取県ジュニアICTリーダー研修 ~伝えたい、その想いをカタチに〜を開催して
令和7年3月2日(日)に、昨年度に続き2回目の鳥取県ジュニアICTリーダー研修をGoogle for Education社様のご支援をいただき、倉吉市「エキパル倉吉」で開催しました。Society5.0時代の到来を見据え、持続可能な社会の実現に貢献できる人材の育成や、県内各学校において他者と協働しながら、ICTを活用した取り組みを牽引するための中心的な役割を担う小中学生の情報活用能力の向上を図ることを目的に実施しました。
全県の公私立小学4年生から中学2年生までの児童生徒28名の参加がありました。各自が事前にGoogle Classroomに登録し、そこで事前課題として「鳥取県のいいところをまとめよう!」をGoogleスライドにまとめる取り組みをして参加しました。この研修の最終的な目標は、Google社の講師の方から教わったプレゼンテーションや発表のコツをもとに、課題をより良いスライドに修正し、全員が参加者の前で発表することとで、年代を混合した4人1グループで実施し、年齢を超えて互いに刺激し、高め合うことを大切にしました。最初、参加者は緊張し恥ずかしそうにする姿がありましたが、班などで協議をするうちに徐々に打ち解け、最後の発表後には発表席から自席に帰る途中に、朝知り合った参加者とハイタッチをする様子も見られました。
【研修の様子】
本研修は午前9時30分から午後5時までの丸1日の研修であったため、疲れた様子も見られましたが、終盤に参加者全員がジュニアICTリーダーとして認定を受けたときには、充実した表情が印象的でした。
研修後の振り返りを確認すると、参加者にとって全体的に有益で楽しい経験であったようで、プレゼンテーションスキルやスライド作成技術の向上、Google スライドに関する知識の習得など、具体的な学びが多く得られた点が評価されました。その他の感想の中には、「人前で発表する自信がついた」「他校の生徒と交流し、意見交換を通じて新たなアイデアを生み出すことができた」など、グループでの対話や意見交換、発表を通して自己肯定感の向上や新たなアイデアの創出につながる貴重な機会となったようでした。また、「自分の地元である鳥取県の魅力を再発見できた」など、ふるさと鳥取県の良さを感じることができた参加者もいました。
鳥取県教育センターでは、今後もこのような様々なイベントを通じて、鳥取県教育DX推進計画に示した人材像「情報を主体的に活用し、持続可能な社会の創り手となる 資質・能力をもった人材」の育成を目指し、取り組んで参ります。